その道36年の職人が語る真実 名手・今宮も「一番厄介」というイレギュラーはなぜ起こる?

  • 記者:福谷佑介
    2023.05.02
  • 1軍
グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん(左)【写真:福谷佑介】
グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん(左)【写真:福谷佑介】

4月27日の楽天戦で36年のキーパー人生に幕を下ろした徳永勝利さん

 4月27日、本拠地PayPayドームで行われた楽天戦で、長くホークスを支えてきた功労者がその役目を終えた。徳永勝利さん、58歳。ホークスが本拠地を置く前の平和台球場でグラウンドキーパーになってから36年間、現在のPayPayドームやかつてのファーム本拠地である雁ノ巣球場といったグラウンドを整え、選手たちに最高のコンディションでプレーできるように尽力してきた職人だった。

 グラウンドキーパーとは奥の深い仕事だ。整えるのは本拠地のグラウンドだけではない。徳永さんは春季キャンプが始まる2月1日を目前にすると、チームよりも早く宮崎に入って準備に取り掛かる。選手たちが怪我をしないように、と数日かけてグラウンドコンディションを整えて、選手たちを迎えられるようにする。

 今では、キャンプを行う宮崎・生目の杜運動公園はグラウンドコンディションも良く、ブルペンもしっかりと整備されている。ただ、かつてのキャンプはそうもいかず、苦労の連続だったという。徳永さんはダイエー時代の高知キャンプをこう振り返る。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)