「あ、こいつ天才やな」明石コーチが現役時代に受けた衝撃…未来の侍ジャパン戦士の凄さ

  • 記者:竹村岳
    2023.05.01
  • 1軍
ソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ【写真:竹村岳】
ソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ【写真:竹村岳】

昨季9月に明石健志が引退試合…栗原陵矢が後輩を連れてスタンド観戦した理由とは?

 昨年9月24日、本拠地PayPayドームで行われたロッテ戦を観戦に訪れた1人の選手がいた。スーパーボックスから身を乗り出して、試合に目を凝らしていた人物。左膝の前十字靭帯断裂から復帰を目指してリハビリ中だった栗原陵矢外野手だった。観戦の目的は明石健志内野手(現2軍打撃コーチ)の引退試合。栗原から声をかけて後輩の井上朋也内野手、風間球打投手とともにスタンドが真っ赤に染まる景色を目に焼き付けた。

「そういう雰囲気、引退試合をしてもらえるような選手にならないといけないっていうのを後輩にも伝えないといけない。見て感じるものが何かしらあると思うので、そういうものを感じてほしいという気持ちでした。自分もそういう気持ちで見にきていました。こういう選手にならないといけないなと思いました」

 明石コーチは、当時は栗原がリハビリの途中だったことを把握しつつ、スタンドに観戦に来たことも知っていた。「スーパーボックスでしょ? 『僕行ってましたよ!』っていうから帰って映像を見たら、クリがいたんです」。テレビカメラにもしっかりとその様子が抜かれていた。自分自身の現役最後の瞬間を見てもらい「ありがたいですね」と後輩にもしっかりと感謝した。

(竹村岳 / Gaku Takemura)