投手の状態は「僕らが1番分かる」 ミット越しに感じ取るブルペンキャッチャーの仕事

  • 記者:竹村岳
    2023.04.13
  • 1軍
ソフトバンクの猪本健太郎ブルペンキャッチャー【写真:竹村岳】
ソフトバンクの猪本健太郎ブルペンキャッチャー【写真:竹村岳】

裏方さん連載…猪本健太郎ブルペンキャッチャーが語る試合中のリリーフ陣の空気

 チームの勝利を願う裏方さんはブルペンにもいる。ソフトバンクの猪本健太郎ブルペンキャッチャー(以下、BC)はミットを手に日々、バッテリーを支えている。「選手が一番大変なので。僕もその経験がありますけど、いかにやりやすい環境で練習をさせてあげられるか」と、思いやりを持って日々を過ごしている。

 猪本BCは熊本出身で2008年の育成ドラフト4巡目でホークスに入団した。高校通算31本塁打の強打が持ち味で、2013年終了後に支配下契約に。翌2014年にはウエスタン・リーグで17本塁打を放ち、本塁打王となった。2016年でホークスを戦力外となり、ロッテへ移籍。2017年にロッテから戦力外通告を受け、ホークスからスタッフとしてのオファーを電話でもらった。「お願いします」と返事をし、第2の人生が始まった。

 ブルペンキャッチャーの仕事は主にバッテリーのサポートだ。シーズン中ならアーリーワークに合わせて球場入り。試合前には投手とキャッチボールをしたり、捕手の練習を手伝ったりする。先発投手のブルペンでの投球を受けるなど試合前の練習を終えると、試合中はブルペンに付きっきりになる。2番手以降として準備する投手の球を受け続け、リリーフがブルペンから飛び出していく緊張の瞬間を見守っている。

(竹村岳 / Gaku Takemura)