鷹が育成方針「ホークスメソッド」発表 アマチュアチームにもノウハウを提供

ホークスメソッドを発表したソフトバンク・王貞治会長【写真:米多祐樹】
ホークスメソッドを発表したソフトバンク・王貞治会長【写真:米多祐樹】

球団の育成の考え方や育成方針をまとめて打ち出すのは球界でも異例

 ソフトバンクは13日、球団の指導理念・考えた育成方針をまとめた「ホークスメソッド」を発表した。球団の育成の考え方、ノウハウから導き出した育成方針で、ホークスジュニアアカデミーやホークスジュニアチームをはじめとしたアマチュアチームを指導する監督、コーチに浸透させ、将来的にはホークスに関わるすべての野球指導者がこのメソッドに基づいた指導をしていく。プロ野球球団がこうした育成方針を体外的に打ち出すのは異例のことだ。

 この日発表された「ホークスメソッド」は主に指導者向けの育成方針で、球団の考える指導者の役割は「主役(選手)の意志を尊重し、1人1人に粘り強く寄り添う」と言うもの。そのために「選手をよく『観』よう」「『長所』を見つけ、伸ばすことを助けよう」「気づきを与え、自ら考えることを促そう」と言った7つのメソッドが打ち出されている。

 この日、福岡・春日市内のホークスジュニアアカデミー「アドバンストクラス」の開校式でメソッドを発表した三笠杉彦GMは「我々はチームを強くするということだけではなく、野球振興でもしっかり貢献をしていきたい。ホークスが大事にしていることをしっかりまとめて、ノウハウを今後プロ野球選手になりたいと我々のスクールに来てもらう方々にちゃんと提供したいというような考えでメソッドを作った」と説明した。

(鷹フル編集部)