牧原大を“強制的に”交代させた親心 藤本監督が語る理由「痛いって言わんから」

ソフトバンク・藤本博史監督(右)【写真:竹村岳】
ソフトバンク・藤本博史監督(右)【写真:竹村岳】

藤井皓哉投手が6回途中無失点で2勝目…「だいぶ飛ばしとった」

■ソフトバンク 3ー1 西武(9日・鹿児島)

 ソフトバンクは9日、西武戦(平和リース)に臨み、3-1で勝利した。先発の藤井皓哉投手は5回1/3を投げて無失点で2勝目。4回に死球を受けた牧原大成内野手は途中交代となった。試合後、藤本博史監督が取材に応じた。一問一答は以下の通り。

――藤井投手の内容。
「出だしよかったね。だいぶ飛ばしとったみたいやし。6回ね、あそこで何とかね、1人でいってほしかったけどね」

――6回での途中降板が、成長してほしい部分。
「今年から先発に変わってね、徐々に伸びていってくれたらいいんじゃないかな。前回は7回投げてくれたけど、今回は104球、6回途中で終わったってことでね。そこは自分で伸ばしていけるようにね、調整しながらやってくれたらいいんじゃないかなと思います。球は良かったよ」

――柳田選手も2安打と前向きな内容。
「つなごうという気持ちがすごい出ているんでね。自分で、今までやったら俺が打点を稼いでという形だったけど、今はもうね、今日は打っていないけど、4番も調子いいし、牧原大も調子いいし、何とか繋ごう繋ごうという、そういう気持ちが出てるんじゃないかなと思います」

――死球を受けた牧原大選手は。
「大丈夫です。骨にはどうもないと思います」

――試合後の整列にいなかった。
「アイシングしていたからおらんかった」

――大事を取ってという。
「そうそう」

――4回の打線の繋がりは。
「しっかり1点取るところで取れたっていうのもあるし、あとは押し出しだけど、相手のあれやけど。しっかりフォアボールを選べたってのいうのが大きいんじゃないですか」

――今宮選手と甲斐選手が復調の気配。
「今宮と甲斐が良くなってきたよね。1年間ずっといいってことないからね。今日は栗原が打てなかった時に、9番と7番か。打ってくれたから、こういう形で点を取れたっていうのでいいんじゃないですか」

――8回に失策が絡んで失点したが、リリーフ陣も盤石。
「充実している? 毎回ランナー出して。できたら3人で帰ってきてほしいよね」

――モイネロ投手がウエスタン・リーグリーグの中日戦(ナゴヤ球場)で1回1/3を投げた。
「明後日から合流する。8回はこれで決まるんでね。後ろの方がもうちょっと楽になるかなと思います」

――牧原大選手はもう少しグラウンドに立ちたかった。
「あいつって痛いって言わんからね。こっちで止めてやらないと、いくっていうから。肩甲骨に当たっているからね、バットを振ったら絶対に痛いはずなんよ。だからそこはね、もう無理させないように変えました。監督判断で、すいませんでした!」

(竹村岳 / Gaku Takemura)