「裸でシャドー」「我が道をいく」 同期&同級生の3選手が語る大関友久の素顔

ソフトバンク・大関友久【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・大関友久【写真:藤浦一都】

2019年育成2位でホークスに入団…同級生の3選手は「ストイック」と人柄を表現

 ソフトバンクの大関友久投手が育成選手として史上2人目となる開幕戦白星を手にした。3月31日のロッテ戦。7回無失点に封じて1勝目を挙げ、ヒーローインタビューに選ばれた。初の開幕投手という大役で見事に結果を残し「すごい気持ちいいです。1球目を投げる時、すごくワクワクしたので。いい状態でマウンドに上がることができました」とにっこり笑った。

 大関は2019年の育成ドラフト2巡目で入団した4年目左腕だ。同期入団で同級生なのは海野隆司捕手、津森宥紀投手、柳町達外野手の3人。それぞれの目線で大関の人柄を話してもらった。

 津森は東北福祉大出身で、大関は仙台大出身。同じ仙台六大学の相手として、ともにマウンドで戦ってきた。「仲はいいですよ。球場で顔を見たら話したりもしていました」と明かす。連絡先を交換するなど関係が深まったのはプロ入り後だといい、開幕戦の白星も「すごいなと思いました。(ブルペンの雰囲気は)みんなゆっくり、自分のペースで準備できていました。開幕からドンといけるのはすごいです」と喜んでいた。

 津森自身は「コツコツ継続したりするの苦手なんですよね」と頭をかく。ストイックに野球と向き合う大関のことは「自分の向いた方向に突き進むタイプ。我が道をいく。大関は小さなことを継続しているので、すごいと思います」とリスペクトの思いで見守っている。開幕投手となったことも「大学の時から長いこと、ずっと見ているので。自分ももっと頑張らないとって思います」と刺激に変えてきた。

 柳町と大関は同じ茨城県出身で、地元も「車で30分くらい」の距離だという。当時は存在を認知しておらず「対戦もしたことはなかったですね。試合もやったことなかったと思います」と振り返る。地元トークについては「全然しないです。普通に喋りますけど、地元トークをするような県でもないので」と自虐的に話していた。

「ストイックですね。やるって決めたことは絶対やる感じの人かなと思います」と人柄についても語る。同期で入団してきただけに、まずは筑後市内の若鷹寮に入寮した。柳町が印象的だと明かしたのは「寮の風呂で一生、裸でずっとシャドーピッチングしているところですね」という衝撃的なエピソードだ。

 本当なんですか…と念を押して確認しても「本当です。見たことあります」とうなずく。「鏡があったら絶対にシャドーしています、どこでも。ちょっとした小さい鏡でもしているところも見たことがあります」。どこまでも野球と向き合い続けているのが大関友久だ。柳町もそんな姿は見慣れたといい「いつも通りだと思いますね。ピンとくるものがあると思う」と静かに見守るようにしていた。

 海野は昨年6月25日の日本ハム戦(PayPayドーム)で大関と完封勝利を演出した。「もちろん嬉しかったですね」と振り返る。「いい意味で変わり者ですね。自分を持っています。ピッチャーだなって感じ」と語る人柄。海野もやはり「夜中に1人でシャドーピッチングしている。本当にすごいですよ」と、柳町と同様にストイックな姿勢を挙げていた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)