2軍合流の柳町達が語った胸の内 開幕わずか1日での“降格”に思うこととは?

ソフトバンク・柳町達【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・柳町達【写真:米多祐樹】

「割って入れるようにやっていかなきゃいけない」

 開幕してわずか1日で2軍降格を言い渡された胸中とはいかなるものだったのだろうか。ソフトバンクの柳町達外野手は2日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグのオリックス戦に「3番・中堅」で出場した。

 初回の第1打席は二ゴロ、3回の第2打席では左翼への犠飛で1打点をマーク。6回の第3打席は空振り三振に倒れ、8回の打席で代打を送られて交代した。この日は2打数無安打1打点。3月26日の広島とのオープン戦以来の実戦に「ぼちぼちかなと思います」と振り返った。

 昨季は107試合に出場して打率.277をマーク。今季はレギュラー候補の1人として首脳陣からも期待され、春季キャンプ、オープン戦に臨んでいた。しかし、オープン戦は16試合で打率.185と低迷。開幕1軍メンバーには入ったものの、3月31日の開幕戦が終わってファーム降格を言い渡された。

 この日のオリックス戦を終えた柳町は「しょうがないかなって感じですかね。もう、やることをやるしかないかなって感じです。(藤本監督から)ポジションの関係上、ちょっと2軍に行ってもらう形っていう話をされたので、そこに割って入れるようにやっていかなきゃいけないのかなとは思います」と、わずか1日での2軍降格を受け止める。

 当然、悔しくないはずがない。とはいえ、状態を上げていくためには実戦で打席に立ち、結果を残すしかない。「試合に出てみないと分からないことも多いと思うんで。僕の持ち味はバッティングだと思うんで、また1軍の戦力になれるように、しっかり結果でアピールしたいなと思います」。現状を受け止めつつ、来たるチャンスに備えるしかない。

「いつでも上がれる準備はしとかなきゃいけないと思うんで、そこに合わせていかないといけないのかなと思います」。開幕してわずか1日での2軍降格。この悔しさを晴らすためには、1軍に戻って暴れ回るしかない。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)

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