2試合連続零封負け、若手野手にカツ「工夫が全くない」 藤本監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

「残りはあと明日と明後日しかない。ちょっと色々相談します」

 ソフトバンクは14日、熊本・藤崎台球場で巨人とオープン戦を行い、0-3で敗れた。打線は7安打が出ながらも、2試合連続の無得点。ハイレベルな投手陣の競争とは対照的に、若手野手のアピールが乏しく、藤本博史監督もおかんむりだった。試合後の指揮官のコメント全文は以下の通り。

――野手の方が寂しい内容だった。
「ヒットは出てるんやけどね、ちょっと寂しいね、アピールがね」

――正木選手や渡邉陸選手が打って欲しかった。
「そうですね、残りあと明日と明後日しかないからね。その辺はちょっといろいろと相談します」

――正木選手はどこが良くない。
「ちょっと開きが早くなってるんじゃないですか。でも、右バッターは頑張ってもらわないといけないからね。あと2試合、何とかいい形に持っていけるように頑張ってくれればいいと思います」

――先発の石川投手はどうでしたか。
「2点で抑えてるんだからね、打つ方ですよ、問題はね」

――三森選手が2安打。
「三森が打ち出したら、ほかが打たなくなって、困ったもんやね。三森が良くなってきたことはプラスにして、ちょっと疲れて状態が悪いのか、その辺がちょっとわからないんでね。バッティングコーチも話し合っていたけど、状態を上げるように、ということですね。あと若い選手には工夫が全くないですね。同じ球で同じようにやられているようじゃ、1軍のピッチャーはそう簡単に打てないということですよね。その辺の工夫っていうのをもう少しやってほしいかなというところがありますけどね」

――2軍との親子ゲームへの参加は。
「当然、17日、18日は2試合いけるんで、いってもらいますよ。こっちに居るメンバーはね。入れ替えも当然ありますから、これからね。増田なんか調子いいって言ってるんで、増田はちょっと明日から呼ぼうかなとは思っています」

――若手に関しては結果を出せば残れる、出せなければ残れない。
「そうですね。そうやってはっきり最初からサバイバル、競争だっていうことは言ってるんで。そこで結果が出ないんだったらしょうがないですよね。結局入れ替わった選手も納得して(2軍に)いくんじゃないですか。キャッチャーのところは少ないけど、間違いなく打席数はほぼ満遍なく使えてるはずなんですよね。そこで結果が出てないってことは、もうこれは競争に負けたということですから、これからどんどん厳しくなっていくと思いますよ」

――増田選手に代わって誰かが2軍へ。
「誰かが行くでしょうね。誰かは分からないです。明日はないですよ、明日は増田が来るだけで、明後日には行ってもらいます。人数多くても練習できないんで」

――ガルビス選手はいい安打も。
「ガルちゃんは打率的には悪いけど、内容的には悪くないんでね。アストゥディーヨは2軍に行ってもらいましたけど、アストゥディーヨの場合はちょっと早打ちでチャンスでもなかなか自分のバッティングができてないということで、とりあえずは2軍で調整ということで。2軍で結果出たら、こっちでもう1回最後に呼びますよ、ということは言ってます。結果出なかったら呼びませんから。そういうところですよね。もうこれから本当厳しくやっていかないと」

――高橋礼投手がファームで5回2安打無失点。
「礼もいいから、ピッチャーの方も話し合ってるけど、5番手6番手のところ。明日こっちは和田が投げると思いますけど、その辺も競争してるということですよね」

――甲斐野投手、泉投手も好投していて投手はいい競争に。
「中継ぎのところも競争激しいですよね。先発にこれだけいて、中(継ぎ)ロングに誰かが1人は入るでしょうからね。誰が入るか決まってませんけど、その辺も競争なんで。残り10試合か。いい状態でこっちを悩ましてくれるような競争をしてくれたらありがたいですけどね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)