藤井皓哉が試していた“ある”工夫 なぜ1巡目は真っ直ぐとフォークだけで攻めたのか?

  • 記者:福谷佑介
    2023.03.11
  • 1軍
ソフトバンク・藤井皓哉【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤井皓哉【写真:福谷佑介】

「リリーフのときの感じで投げたいっていう自分の意思もあった」

 ソフトバンクの藤井皓哉投手が11日、ベルーナドームで行われた西武とのオープン戦に先発し、5回を4安打2失点に抑えた。今季から先発に転向する右腕は、入団後最多となる79球を投げて収穫のある登板に。降板後にも「方向性は見えたかなと思います」と手応えを口にしていた。

 前回登板で「タイミングが合わない」と課題を口にしていた。長いイニングを投げるためにペース配分を考えると、微細な狂いが生じた。この日は先発ながら、中継ぎのように1イニングに全力を注ぐスタイルで投げた。序盤はやや苦しんだものの、3回以降は立て直し「今日の方が良かった。その積み重ねで長いイニングを投げていけたらいいなと思いますけど、まずは目の前の1イニングをしっかり抑えられるようにとやっていきたいと思います」とスタイルは定まった。

 開幕までの調整登板は、この日も含めて残り3試合。藤井はこの日の立ち上がりである工夫を凝らした。西武打線を相手に1巡目は真っ直ぐとフォークのみを投じた。2巡目に入ってからスライダーや、今季から取り入れたカーブも交えて緩急を使った。そこにはある狙いが込められていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)