B組で「状態的に一番1軍に近い」選手は…DeNA戦後の小久保2軍監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】

高橋純平が1軍昇格に必要なこと「『今日は良い日』という言葉がなくなれば」

 ソフトバンクのB組は25日、アイビースタジアムでDeNAと練習試合を行い、1-0で勝利した。投手陣は先発の重田倫明投手から三浦瑞樹投手、高橋純平投手、ルイス・ロドリゲス投手、中村亮太投手と繋ぎ無失点リレー。5回に牧原巧汰捕手、育成の三代祥貴外野手の連打でチャンスを作り、仲田慶介外野手の適時打で奪った1点を守り切った。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメント全文は以下の通り。

――前回3失点だった高橋純平投手が良かった。
「純平は今日は良かったね。良いときと悪いときの差が激しいんで、それが去年のシーズン後半は結構安定していて、ああいう形になれば1軍も見えてくると思うんで、それを続けることですね。彼は良いときと悪いときが、ちょっとボールがはっきりしているんで、『今日は良い日」という言葉がなくなれば、1軍は近いなと思います」

――1軍に推薦できる選手は。
「いや推薦はもう全然。上に余っているぐらいなんで。ただ今日は守備が良かったんで、仲田がセカンドで9つぐらいフライを含めて捌いたし、ショートの西尾もしっかり守って、最後も勝連がしっかり守ってっていうので、前回は失策3つで失点も重なっていたんで、そういう点では、やっぱり守り切る、練習試合であってもああいうふうにすると締まったゲームになるってことですよね。そうそういつも打てるわけじゃないんで。だから、そういう守備を続けていきましょうっていう話はしました」

――打線の方はいかがですか。
「まあまあそんな坂本も1軍で投げているピッチャーなんで、そんなしょっちゅう打てないんで。そりゃ打てるに越したことないですけど、守りを評価してあげようという日でしたね」

――水谷選手は今日もマルチ。
「水谷はもうずっといいんで、ちょっとファームの中でも状態的には一番、1軍に近い、そういう感じを維持していると思います」

――三代選手は打撃フォームが松田宣浩選手のように。
「何か勝手に変えてきましたね。ちょっとポイントが前過ぎるんで、雰囲気的には下の使い方が良くなっているんで、ポイントはあんまり前にするなよっていうのは言ってやらなきゃいけないかな、と思いますけどね」

――個人的にああいうフォームに。
「どうもこっちに入るのが嫌で、担いだ方が入りにくいんでっていうのでやってきたみたい。日に日に似てきているんで、だいぶ研究しているんじゃないですか」

――三浦投手は安定している。
「三浦はファームではおそらく中心で回るピッチャーなんで、今日は真っ直ぐが142キロぐらいかな。できれば、2、3キロ増やしてほしいのは本音ですけど、ゲームを作れるピッチャーだなというふうに去年から見てるんで、ウインターリーグの経験も踏まえて、成長してほしいです」

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)