豪華スタメンを予告、侍ジャパンに「負けないくらい」 藤本博史監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】

25、26日に侍ジャパンと強化試合「やるからには勝ったほうが」

 ソフトバンクの宮崎春季キャンプは24日、一部の投手陣が宮崎市内の生目の杜運動公園で練習を行った。25日にはひなたサンマリンスタジアム宮崎で野球日本代表「侍ジャパン」と強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」を戦う。同戦に向けて、投手練習を視察した藤本博史監督の一問一答は以下の通り。

――侍ジャパンとの試合に大関友久投手が先発。
「順調にやってくれているので。開幕まで実戦でね、試すなり色々やってくれて。開幕に万全できてくれたら」

――テーマを消化してくれたらそれでいい。
「そうですね。明日は一応、いいバッターばかり、日本を代表する打者ばかりなので。その打者を相手にどういう投球をしてくれるのか楽しみですね」

――日本を代表するチームと試合するチャンスはなかなかないが、位置付けは。
「勝つとか負けるとか、やるからには勝った方がいいんだけど、今はね。明日は大関、明後日は藤井が投げる。いいバッターを相手に、自分がどれだけの状態なのかを確かめるのが一番いいと思います。目いっぱいやってくれたらいいと思いますよ」

――出場する野手は。
「野手に関してはある程度、実績のある選手をスタメンで。侍との試合ですから、いい戦いができるメンバーを組んでいます。いい戦いというか、向こうの方が当然レベルは高いですから、負けないくらいのメンバーでいこうかなと思っています」

――開幕も見据えた現時点でのベストオーダーに。
「開幕とかは考えていないです。実績のある選手がスタメンで出る。開幕オーダーなんか全然決まっていないです」

――柳田悠岐外野手も出場する。
「2打席出ます。今宮も中村晃も出る。あとは渡邉陸がキャッチャーをする、調子のいいリチャードも出る、牧原大も出る」

――相手先発がロッテの佐々木朗希投手、オリックスの山本由伸投手と同リーグの相手。
「1年間、当たる投手なので。しっかりと速い球を捉えられるかどうか。この時期はなかなか難しいと思いますけどね。思い切ってやってくれたらいいんじゃないかなと思います」

――あれだけのメンバーだと監督にとっても楽しみ。
「楽しみですよ。投げる方も、いいバッターを相手に投げる。打つ方もいいピッチャーを相手に打つ。どれだけできるのか楽しみです」

――やるからには勝ちたい。
「やるからには勝った方が気持ちいいでしょう。当然向こうも調整できているんだからね」

――宮崎にいる間の実戦も少なくなってきたが、若手にはここで結果を出してほしい。
「昨日なんかリチャードと渡邉陸が結果を出しているので。ああいうのを続けたらレギュラーもあるんじゃないかなと思うし。なかなか横一線と言っても、実績のある選手は調整も上手いからね。最後の方に上げてくるから。若い選手は最初からアピールするしかない。できていない人はできていない人でしっかり練習して、少ないチャンスかもしれないけど、そこでアピールしてくれたら」

――渡邉陸捕手とリチャード内野手に関しては監督も「物足りない」と話していた。
「マスコミさんがちゃんと書いてくれたので。2人が見て打ってくれたんじゃないですか」

――今回は誰にしておきましょうか。
「今回!? 柳田くらいにしておこうか。でも出ているもんな、結果な」

――柳田選手の動きは。
「体は去年よりはいい、順調にきているんじゃないかな。試合になったら彼らは結果は出るので。怪我だけしないように、体調は万全で開幕に臨める形でやってくれたら。こないだも自らロングティーしていたし、その前は俺が引っ張ったけど、徐々に段階、ギアを上げてきているんじゃないですか」

――ここまで万全にキャンプを過ごしているのも久々。
「去年はコロナがあったしね。ちゃんと体を労っているんじゃないですか」

――柳田本人は監督からハッパをかけられたと。
「ハッパじゃないですよ。呼ばないと、来ないタイプなので。昔みたいに『1時間特打しろ』とか、あのフルスイングで1時間特打とかできないので。昔は1時間でも毎日していたけど、年も(今年10月で)35歳で、体も悲鳴をあげる年なので。ある程度は体を労わりながら、自分の調整をしてくれたらいいと思う。だからといって、ずっと何もしないのもダメだと思うので。少ない数でも特打しなさいとか、やらないなら言っていきたいと思います」

(竹村岳 / Gaku Takemura)