「負けるはずがないと思っていた」 小久保2軍監督が明かす1軍とファームの意識の差

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】

B組もキャンプ3日目が終了 小久保2軍監督「みんなやってきている」

 ソフトバンクは3日、春季キャンプ第1クール3日目を実施。練習後、小久保裕紀2軍監督が鷹フルの単独取材に応じた。一問一答は以下の通り。

――1日目を終えた時は、もう少し見てみないと選手の動きはわからないと言っていたが、3日目を終えて選手の動きはどうですか。
「1日目はイレギュラーだったので。みんなやってきているよ。全然違うもん、去年の秋と。秋をやっていないメンバーは、しんどそうやけど。やってきているやつらは全然違います」

――昨年の春季キャンプでは練習前のアップを大事にするんだと。
「それは引き続き一緒」

――大事にすることは変わらない。
「そうそう。去年、アップが終わってサーキットと体幹を最初にやってしまおうと言って。そのメニューは去年初めてやってみんなしんどかったけど、もう秋にやったやつらはぱんぱんとこなしている」

――顔つきを見て印象に残った選手は。
「印象に残ったというか、そうやね…。笹川が去年の秋からちょっと取り組みが変わってきて、自分でアーリーワークにいきたいですと言って、昨日も今日も来ていて。ちょっと野球に対する取り組みとか、性格的にも切れやすかったりとか。そういうのも段々なくなってきたので。変に丸くはなってほしくないけど、変わってきたなという感じはしますね」

――支配下が残り3枠しかないことや1軍の競争が激しいことを自覚してB組の選手は取り組んでほしい。
「初日にも話したように、技術が劣っているのは仕方ない。劣っているからB組にいるので。でも野球に対する考え方であったり、取り組みとか姿勢、丁寧さや真剣さ、空いている時間の使い方、それは上回らないと追い抜けませんという話はしたので。どうやって空いている時間を使っているのかは、取材してみてください」

――藤本監督が、リチャード内野手をA組に推薦したのは小久保2軍監督だと話していた。
「推薦というか、去年ファームで29本打った選手にさせることないんで。まずはそこからいって、というくらいのものはもう残した。という判断です。僕というよりも、首脳陣は、打撃コーチを含めてね」

――今キャンプ前に選手たちにはどんなことを伝えた。
「初日にね、さっき言ったことを。技術が劣っているのは仕方ない。技術はこのキャンプで、当たり前だけど練習しなさいと。野球に対するそもそもの考え方が上の選手よりも劣っているようでは、という話はしたので。このオフに1軍の選手とも接点はあったけど、相変わらず意識は高いよって話もしたので」

――普段2軍の選手と接していて、1軍の選手と接してみると、だから結果を出しているんだと感じることも多いのでは。
「それはそうですよ。僕が現役の時もそうだったので。ファームの選手に負けるはずがないと思っていたので。それは逆に、そこに殴り込んでいかないといけないからね。同じようにとか、それよりも意識が低かったら勝てるわけがないので」

――能力よりも、意識や姿勢を大切にしてほしい。
「能力は一番最初にくる問題やけど、そもそも野球に対する考え方、取り組み、真剣さは1軍の選手を上回らない限りは」

(竹村岳 / Gaku Takemura)