「打球が強くなっている」 キャンプ2日目で早くも絶賛…藤本監督、一問一答全文

精力的に汗を流すソフトバンク・正木智也【写真:福谷佑介】
精力的に汗を流すソフトバンク・正木智也【写真:福谷佑介】

森唯斗が右内転筋の痛みで離脱「大事じゃなかったらいいけど」

 ソフトバンクは2日、第1クール2日目を迎えた。練習後、藤本博史監督が取材に応じた。一問一答は以下の通り。

――森が右内転筋の痛みで離脱。
「張り切りすぎたかな。大事じゃなかったらいいけど」

――診断を待って、今後を決める?
「こっち(宮崎)で検査できないらしい。1週間滞在しないと病院で診られないらしいので。一回福岡に帰って、検査して。そこから考えるということで」

――1日のブルペンで違和感があったのか。
「明日(3日)から向こう(ブルペン)に行こうと思っているから。きのうの最後の1球か2球でなったと」

――本人もアピールしていただけに。
「自主トレから『やってやる』という強い気持ちで投げてきてくれたので。キャンプ初日から10人以上がブルペン入りして、“森効果”が出ていると思うよね。大事じゃなかったらいいけど」

――選手の入れ替えは?
「ここは入れ替えません」

――藤井は濃厚接触者判定。
「今日は練習しているし、明日一日、昼くらいまで見て。昼から動けるということなので。明日陰性が出たら動けるので」

――城島健司会長付アドバイザーが今宮健太内野手と野村勇内野手に指導を。
「もともと、去年の納会のパーティーのときから『勇と今宮を見させてもらっていいですか』と。いいのはどんどん教えていってくれということで。教えてもらっている側が疑問を持ってやっていたら別やけど。疑問もないし。いい感じですと言っているなら、それを続けてくれたら」

――円陣の時などにも、城島アドバイザーとは会話を。
「今宮と野村勇やね。今宮は去年にキャリアハイの成績を残したけど、もうちょっといけると。城島もずっと思っていたことは、今宮の悪いところは大振りして確率を悪くすること。それが去年(改善)できたので。城島の思っていることにも近づいているので。より一層、やったほうがいいんじゃないかと」

「城島はもともと、インサイドインのバッター、窮屈に打つバッターですから。それを今宮と野村勇には合うんじゃないかというところですね」

――近藤が加入して左打者が厚くなっただけに、右打者が鍵となる。
「打線のバランスを考えると右打者にも入ってほしいけど。うちの左打者は左投手を苦にしないので、あまり気にはしていないです。ただ若い右打者が大砲的なところ、リチャード、野村勇、正木。正木なんかすごく良くなっているので。割り込んでくれたらいいなと思っていますけど」

――王会長も正木を評価していた。
「みんな褒めています。打球が強くなっているんですよ。遠くにも飛んでいるし。あとは確率が上がっていけば割り込んでいけると思うし。本人もその気でやっていると思うしね」

――ポジションは外野か一塁か。
「メインは外野でね。ファーストもできるように。昨日も言ったけど、メインを決めて、もう一つどこか守れるところは守ろうと。(例えば)サードで高いレベルで競争して、栗原が勝ちました、アストゥディーヨがファーストにいく可能性もありますし」

――フレディ・ガルビス内野手の雰囲気はどうですか。
「去年よりパワーはついていると思いますよ。『野球人生の中で一番このオフに練習してきた』と言っていますからね。より一層、嬉しい悩みになってくれたらありがたいですけどね」

――有原航平投手がブルペン入りした。
「まだそんな、思い切って投げませんと言っていたので。彼の場合は日本ハムのエースになって、ある程度調整があるでしょうから。競争しているというのも有原もわかっていることだし。紅白戦あたりでいいところを見せてくれたら。それに合わせて調整してもらっているはずですから」

(竹村岳 / Gaku Takemura)