自分と「逆だった」熱男の考え 野村大樹が松田宣浩から授かった内角打ちの“極意”

自主トレで汗を流すソフトバンクの野村大樹【写真:福谷佑介】
自主トレで汗を流すソフトバンクの野村大樹【写真:福谷佑介】

「インコースの対応を良くすればお前は出られる」藤本監督から与えられた課題

 鍵はインコースにある。体に近いコースをさばいていければ、レギュラーへの近道となるはずだ。ソフトバンクの野村大樹内野手が16日、宮崎市内で巨人の松田宣浩内野手らと行っている自主トレを公開した。藤本博史監督から「インコースを攻められた時の対応をもっと良くすればお前は出られる、みたいなことは言われました」と声をかけられたことを明かし、定位置取りに闘志を燃やした。

 野村大は2018年ドラフト3位で入団。昨年は8月下旬に主力選手が新型コロナウイルスの影響で離脱したことからチャンスをつかみ、一時期は5番も託されていた。チームの苦境を救ったのは確かだったが、長続きはせず。打率.229、0本塁打、8打点で4年目のシーズンを終えた。1軍で感じたのは、弱点をついてくる徹底した攻め方。「僕の反応を見て攻められたりとか。自分の弱さを見せたらそこに徹底的に攻めてくるので。穴を作らないように、そこは大事にしたい」と振り返った。

 野村大自身は内角は苦手に感じていないというが、波に乗った若鷹の勢いを止めようと、相手バッテリーの対応も早かった。「僕的には、いいあたりが正面に飛んで。もっといいところに飛ばさないとというふうに、ちょっとおかしくなった」と力みにも要因があったとしたが、打撃の形を崩そうと徹底した攻めに苦しんだのも事実だった。「インコースのスイングの軌道が僕的にはしっくりきていないので。それを自分のイメージ通りに出せるようになったらもっと打てるかな」と具体的な改善策はすでに頭の中にある。「僕はホームランはバンバンは打てないので。打率3割、出塁率4割くらいを目指していけたら」と具体的な目標を掲げた。

 松田からも助言をもらった。「(内角打ちの話は)しました。球種の張り方とか感覚とか」とアドバイスを受けたことを明かす。内角打ちについて、松田と自分自身の考えは「逆だった」といい「できる機会があれば2月の実戦でやってみようと思いました」。自分が持っていなかった考えを大ベテランが授けてくれた。まだ22歳。全てを吸収しようと、“熱男”との自主トレに必死に食らいついている。

 高卒5年目。自身と同学年の大卒選手もプロ入りしてくる。「もっと得点圏で打ちたいです」と、持ち味である勝負強さを磨いて開幕に向けてアピールしていくことを誓った。

(鷹フル編集部)

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