師匠から貰った意外な助言 リチャードはなぜ山川の自主トレから“独り立ち”?

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・リチャード【写真:福谷佑介】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・リチャード【写真:福谷佑介】

4年間、自主トレに参加していた山川から“巣立ち”を提案

 ソフトバンクのリチャード内野手が25日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季から160万円ダウンの年俸1000万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。勝負の年となるプロ6年目の来季に向け、オフの自主トレではこれまで師事していた西武・山川穂高内野手の下を離れ、単独で行うことを明らかにした。

 プエルトリコのウインターリーグから帰国して間もないリチャード。契約交渉を終えた会見で「1人で妥協しないでトレーニングをしようと思っています」と語り、山川の自主トレから独立することを明かした。

 単独自主トレのキッカケは師匠からの言葉にあった。例年通り、当初は山川の自主トレに参加するつもりだったというリチャード。その相談をしてみたところ、山川から意外な助言が返ってきたという。

「相談したら『俺は3年目に自分で覚悟を持って、1人で自主トレして、こうやってタイトルとかも取っていい年になった。今のリッチーに必要なのは俺じゃなくて、自分で考える力だったり、1人で考えて行動する力だと思う。俺は1人でやった方がいいと思うよ』と言われて。納得というか、いつまでも山川さんとずっとやるわけにはいかないといけないので」

 同じ沖縄出身ということもあって、リチャードは2019年から山川の自主トレに参加し、今年で4年目だった。一緒にトレーニングを行うのも1つだが、今季3度目の本塁打王に輝いた大先輩は自分で考え、自分で行動することの重要性を説き“巣立ち”を提案したのだ。

 とはいえ、山川が師匠であることは変わらない。プエルトリコのウインターリーグに参加している間も連絡を取り合い、アドバイスも貰っていた。「初めてやることなので、ずっこけたら沖縄に飛んで頭を下げてでもやる覚悟。思い切りこけるくらい自分でやろうかなと思います」と決意を滲ませていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)