杉山一樹「すごく迷惑をかけた」 200万円アップの1600万円でサインも反省の弁

契約更改を行ったソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】
契約更改を行ったソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】

「最後に同率で終わってしまって、僕が投げた1試合で勝っていれば」

 ソフトバンクの杉山一樹投手が25日、本拠地PayPayドームの球団事務所で契約更改交渉を行い、200万円増の年俸1600万円(金額は推定)で契約を更改した。勝負の来季に向けて「今年1年迷惑をかけましたし、チームも日本一になれなかった。先発する、しないに関わらず、少しでもチームに貢献できるようなピッチングを心がけたい」と誓った。

 2018年のドラフト2位で三菱重工広島から加入した杉山は今季で4年目。開幕ローテ入りを果たしたものの、160キロに迫る剛速球の反面、制球に苦しむことが多く、今季は7度の出場選手登録抹消を経験。1軍で10試合に先発し、1勝3敗、防御率6.80に終わった。

 度々チャンスを貰いながらも、期待に応えられない投球が続き「最後に同率で終わってしまって、僕が投げた1試合で勝っていれば、とか考えるとすごく迷惑をかけた。四球という部分は大半が僕。4年改善できてないのは情けない」と反省が口を突いた。来季に向けては今季の先発だけでなく中継ぎも視野に入れ「どうしたらチームに貢献できるか、監督と話したいと思います」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)