「もっともっと打ちたい」 成績連動型寄付活動を続ける柳田悠岐が語る思い

福岡市内のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」を訪れたソフトバンク・柳田悠岐【写真:米多祐樹】
福岡市内のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」を訪れたソフトバンク・柳田悠岐【写真:米多祐樹】

NPO法人「SOS子どもの村JAPAN」で交流し、「成長感じる」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が15日、成績連動型の寄付活動の送り先となっている福岡市内のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」を訪れ、子どもたちと触れ合った。ホームラン1本につき15万円の寄付を行っており、今季はレギュラーシーズンで24本、ポストシーズンで2本の計26本、390万円を寄付した。

 2018年からこの成績連動型の社会貢献活動を行っている。5年目となった今季も施設を訪問し、子どもたちとキャッチボールを行ったり、質問に答えたりして交流した。子どもたちの姿を見て「本当子どもの成長を感じるたびに、私は歳をとっているんだなと……(笑い)すごい感じます」と頬を緩めた。

 寄付金は子どもたちの習い事や旅行の費用に充てられるという。野球やソフトボールを始めた子どももいるようで「嬉しいですよ。やっぱりいろんな経験をしてもらってスクスク大きくなってほしいなと思います。まだまだ頑張ってテレビで見てもらえるように頑張りたいなと思います」と、力に変えている。

 活動を始めて5年が経ち、施設を訪れるごとに子どもたちの成長を感じている。「(活動をやっていて良かったという思いは)もちろんあります。成長というのをすごい感じるので、僕の野球の成長の10倍くらい成長を感じます。成長が嬉しいです」と言い、来季も活動を続けていく。

 今季は計26本塁打だったが、来季は30本以上を目標に掲げている。「1本でも多く打ちたいなと思っているんですけど、なかなか数字が伸びていない。そこは残念ですけど、こうやって少しでも力になれているっていうのは、まだまだもっともっと打ちたいなっていうモチベーションになっています」。ギータの活躍を心待ちにしている子どもたちのためにも、来季はアーチを量産したい。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)