「嬉しくない選手いる?」柳田悠岐も加入を歓迎 “超人”も認める近藤健介の力

ソフトバンク・柳田悠岐(左)と近藤健介【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐(左)と近藤健介【写真:藤浦一都】

「自分もしっかり、いいバッティングができるように準備をしたい」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、日本ハムから海外FA権を行使して入団が決まった近藤健介外野手を歓迎した。15日に福岡市内のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」を訪れ、子どもたちと交流した後、報道陣に対応すると「嬉しいですね。嬉しくない選手いるんですか? 僕は嬉しいです」と喜んだ。

 14日にホークスへの入団会見を行った近藤から、正式発表(12日)の前日に電話があったといい「『お願いします』みたいな感じで。嬉しかったです」と明かす。これまで野球日本代表「侍ジャパン」でチームメートとなり、2021年の東京五輪でも共に戦い、金メダル獲得に貢献していた。

 侍ジャパンでの姿もよく知っているからこそ、大歓迎する。「めちゃくちゃ嬉しいです。五輪の時も一緒にセンターで練習をたくさんしましたし、いろんな野球の話もした。同じチームでまた野球がやれるっていうのはすごい嬉しい。めちゃくちゃ練習すると思います」と柳田は言う。

 高い出塁率を誇る近藤だけに、打順の中では主砲の柳田と並べての起用が想定される。ギータ自身も「出塁できるバッターなので、僕もどういう打順になるか分からないですけど、たくさんチャンスで回ってくると思う。自分もしっかり、いいバッティングができるように準備をしたいなと思います」と話しており、近藤、柳田の並びは相手投手の脅威となりそうだ。

「誰が見てもわかると思うんですけど、素晴らしいバッティングですし、守備ももちろんうまいですし、メチャクチャいい選手だと思います。単純にバッティングがいいなと感じています」と柳田も絶賛する近藤の力。来季はエースの千賀滉大投手が抜けるだけに「たくさん点をとってピッチャー陣を助けられるようにと思っています」と援護を誓っていた。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)