なぜ柳町達は“中村晃塾”卒業を決意? 明かした自主トレ独り立ちを決めた理由

契約更改に臨んだソフトバンク・柳町達【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・柳町達【写真:藤浦一都】

「1から考えてやるっていうのが今後に生きるかなと思った」

 ソフトバンクの柳町達外野手が15日、本拠地PayPayドームで契約更改交渉に臨み、今季の800万円から2100万円の大幅増となる年俸2900万円(金額は推定)で契約を更改した。来季に向けてオフの自主トレは“晃塾”から卒業し、単独で行うことを明らかにした。

 今季は開幕1軍こそ逃したものの、栗原の怪我もあって1軍に昇格。自己最多の107試合に出場して打率.277、出塁率.357の好成績で、栗原の穴を埋める活躍を見せた。飛躍の1年を終え、レギュラー獲りを狙う来季に向けて柳町がひとつの決断を下した。

 それが中村晃外野手と共に行っていた合同自主トレからの“卒業”だった。交渉後の会見で「オフの自主トレは筑後でやります」と宣言。「自分の好奇心、1人でやってみたい、と。自分のためになるものはなんだろうとやるのも重要かな、と」と、思いを明かした。

 2021年から中村晃の元に“弟子入り”し、2年間、自主トレを共に行ってきた。2021年は長崎、2022年は福岡で汗を流し、打撃面を中心にさまざまな教えを受けてきた。当然、練習メニューなども中村晃が考えてきた。柳町は「晃さんにおんぶに抱っこって感じだったので、それを1から考えてやるっていうのが今後に生きるかなと思った」と独立を決めた理由を語る。

「ちょっと悩みましたけど、まずは1人で1から10まで自分で考えてやるっていうのをやってみたかったので。今までは晃さんのメニューだったので、ランニングだったりウエートは今までやっていた以上に増やそうかなと思います」とも語る柳町。筑後で試行錯誤しながら、自らの考えで自主トレを進めていくことにした。

 来季、同じ外野手の近藤健介外野手が加入することが決まった。強力なライバルが出現となるが、「自分のやることをやって、お互いが競争しあって、切磋琢磨しあってどんどん上に行って、チームが勝てればいいので。やるべきことをやるしかないかなと感じています」と語る。巧みなバットコントロールを誇る柳町。来季、熾烈なポジション争いを勝ち抜けるか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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