鷹・武田翔太「謝罪会見だと思って来た」 4年契約1年目は10登板で現状維持1.5億円

契約更改を行ったソフトバンク・武田翔太【写真:藤浦一都】
契約更改を行ったソフトバンク・武田翔太【写真:藤浦一都】

昨オフに4年契約を結び、今季がその1年目だった

 ソフトバンクの武田翔太投手が12日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季から現状維持となる年俸1億5000万円(金額は推定)で契約を更改した。武田は昨季オフに年俸変動制の4年契約を結んでおり、今季はその1年目。不甲斐ない成績に終わり「謝罪会見だと思って来ました。申し訳なさが1番最初に来ていた」と語った。

 2011年のドラフト1位で宮崎日大高から入団した武田は今季が11年目。キャンプ中に広背筋の炎症でリハビリ組となり、1軍昇格は7月半ばになってから。8月6日の楽天戦で今季初先発して勝利投手となったが、4度目の先発となった同27日の日本ハム戦で右肘の張りで緊急降板。右肘内側側副靭帯の炎症などで離脱となり、今季は10試合の登板にとどまった。

 交渉を終えた武田は会見で「悔しいの一言ですし、ここまで怪我が続いた年はなかったので、自分の体のことを見直していきたい。来年はチームの力になれるように、まずは怪我をしないようにやっていきたい」とコメント。復帰へ段階を上げており、今週中にもブルペンでの投球練習を再開させる予定で「春には間に合うと思うのでしっかり準備をしていきたい」という。

 千賀滉大投手がメジャー移籍で抜ける来季、先発として武田にかかる期待は大きい。当然、武田自身も先発ローテ入りを目指しており「まずはローテを任せてもらえ、1年間守れるように。まずチームを勝ちに導けるように投げるのと、長いイニングを投げて中継ぎを休ませられるピッチングをしたい」と掲げていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)