ドラフト1位の3選手と契約更改 渡邉陸は250万円アップの850万円でサイン

契約更改を行ったソフトバンク・佐藤直樹、渡邉陸、甲斐野央、田中正義(左から)【写真:代表撮影、福谷佑介】
契約更改を行ったソフトバンク・佐藤直樹、渡邉陸、甲斐野央、田中正義(左から)【写真:代表撮影、福谷佑介】

甲斐野と佐藤直は現状維持、田中正はダウン提示

 ソフトバンクは2日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、田中正義投手、佐藤直樹外野手、甲斐野央投手、渡邉陸捕手の4選手と契約を更改した。2016年、2018年、2019年のドラフト1位選手が来季の契約を結び、田中正はダウン、佐藤直と甲斐野は現状維持だった。(金額は全て推定)

・田中正義(1300万円→1200万円)
「本当にありがたいの一言というか。来年も野球をやらせてもらえる。契約していただいて感謝していますし、その期待に来年は応えたいと思います。6年間で1勝もしていない。今年も5試合しか投げていないので。来年も野球ができるというのはありがたいです。(今季)序盤は怪我で離脱してしまって、悔しい気持ちともどかしい気持ちがあった。後半、1軍に上げてもらって、そこでコロナになった。そこでもやっぱり悔しさはあったんですけど、それを来年に晴らしていきたいです」

・佐藤直樹(1400万円→1400万円)
「初めて開幕1軍にも入れて、2戦目にスタメンで出させていただきましたし、自分の中でも初ヒットとか初ホームランとか、初お立ち台も立てた。自分の中では土台になった年ではあるんですけど、スタメンで出続けたいという中で、バッティングの方でアピールできなかった。それを来年に生かしていけるようにしたい。1軍で打席に立つと力んでしまったり、真っすぐが当たらなくて、テンパってしまうところがあった。来年はもっとリラックスした打ち方で。今年の秋はそういうふうなことを含めて練習していました。来年に繋げていけたら」

・甲斐野央(3600万円→3600万円)
「僕から何も言うことはないですし、球団の評価なので何も言わずにハンコを押しました。2年目に怪我をして去年、今年と悔しい思いをしたんですけど。特に今年は個人的にすごく悔しいシーズンだった。怪我はなかった状態で開幕を外れ、シーズン中盤から1軍に上がらせてもらいましたけど、チームの方針になっている四球の多さ、僕のことだと思うので。四球が絡んで点数になる展開は僕のダメなケース、改善しないといけないところ。それが何回も何回も繰り返しとというのがあったので。本当に自分の弱さだと思いました」

・渡邉陸(600万円→850万円)
「前半戦でちょこっと出させてもらったんですけど、その中でも評価をしていただいたので、来年も頑張ろうという気持ちです。少ない打席数の中で、ホームラン3本というところを一番評価していただきました。(1軍で出て)1勝の大事さというか。1試合1試合の重みというか、責任の重みは感じました。やっぱり勝たないと嬉しくないというか、優勝するからこそ喜びがあると思う。守りの部分を一番伸ばすというところ。重点的にやっていきたいと思っています。投げることも捕ることも止めることも、レベルアップしたいと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)