甲斐拓也が語った千賀滉大への思い「千賀の夢。僕らが託している夢」

選手会ゴルフに参加したソフトバンク・甲斐拓也(左)と千賀滉大【写真:福谷佑介】
選手会ゴルフに参加したソフトバンク・甲斐拓也(左)と千賀滉大【写真:福谷佑介】

同組でゴルフをラウンドし「本当に寂しいなと思いました」

 ソフトバンクの選手会ゴルフが28日、福岡市内のゴルフ場で開催された。海外FA権を行使してメジャーリーグ挑戦を目指している千賀滉大投手も参加。同じ組でラウンドした“せんたくコンビ”の甲斐拓也捕手が千賀への思いを語った。

 このオフ、メジャーリーグ挑戦を目指している千賀が久々に公の場に姿を見せた。27日に行われたファンフェスティバルなどには不参加だったものの、久々にチームメートらと顔を合わせて笑顔が溢れた。“せんたくコンビ”の相棒・甲斐とは同組でラウンド。明るい表情が溢れていた。

 18ホールを回る間、甲斐もその時間を大事にしていた。「こうやって、実際にシーズンが終わっていざこの時期が来て、本当に千賀と野球をすることがもうないんだなっていう風に考えたら、本当に寂しいなって思います。何があるかわからないですけど、野球が一緒にできなくなるって考えちゃうんで、ゴルフを回りながらでも、僕はやっぱり本当に寂しいなと思いました」と心中を語る。

 ラウンド中はさまざまなことを話した。「WBCの話だったり、向こうの野球であったり、千賀がアメリカに行って向こうの人と話した感じとかダルビッシュさんと話をして、というのは聞いたりしました」と甲斐は明かす。来季は別々のチームでプレーすることが確実で「千賀の夢でもありますし、僕らが託している夢でもあるって思うので、頑張ってもらいたいなと思います」とも語った。

 送り出す身として、千賀が不在になっても勝たなければいけない。「千賀の抜ける穴っていうのは大きいものだと思いますけど、それをカバーしていかないといけない。うちのピッチャー陣にはそういったピッチャーがいると思っていますし、僕がもっと成長しないといけない。引っ張れるだけの力をつけないといけない。普段の生活からもう一度しっかりというふうに思ってます」と決意を新たにしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)