正木智也が今年最後の実戦で猛アピール 結果に繋がった秋の取り組みとは?

ソフトバンク・正木智也【写真:伊藤賢汰】
ソフトバンク・正木智也【写真:伊藤賢汰】

先制の犠飛、リードを広げるソロ本塁打で2打点

 ソフトバンクの正木智也外野手が、秋季キャンプの成果を発揮する一発を放った。宮崎での秋季キャンプ第3クール2日目の13日、ひむかサンマリンスタジアムで行われた巨人との練習試合。先制の犠飛、追加点を生むソロを放ち、2打点の活躍だった。「キャンプでやってきたことが出せたのかなと思います」と手応えを掴む実戦機会となったようだ。

 初回1死二、三塁のチャンスで打席に立つと、巨人先発の直江からファーストストライクを弾き返して中犠飛。いきなり先制点を叩き出した。3回2死の第2打席では、慶大時代にも対戦がある赤星から左中間スタンド中段まで届く特大のソロ本塁打。真っ直ぐ待ちで、変化球に対応してスタンドに放り込む価値ある一発だった。

 1本塁打2打点の結果に「合格点かなと思います」と笑顔を見せた正木。「バットの軌道とかヘッドの使い方を少しいじって、それが今回のキャンプでいい方向に行っていた。バットのヘッドの先の重さを落として使うというか、しっかりラインに入れながらヘッドの重みを使って、軽いスイングで遠くに飛ばす。そういう感覚を意識しています」という秋季キャンプでの取り組みが、いきなり結果として表れた。

 ルーキーイヤーの今季は35試合に出場し、打率.254、3本塁打5打点だった。起用は主に左投手の時が多く、右投手ではなかなか使ってもらえなかった。そこが課題とされていたが、この日の一発はその右投手から。正木自身も「打撃内容はすごい良くて、右ピッチャーからもホームランが打てましたし、他にもいい当たりも出た」と胸を張った。

 来季は外野と一塁でレギュラー獲りに挑む。ライバルは多いが、右の大砲候補はチームにとって必要な存在。「ホームランは今年3本打ちましたけど、全然満足してないですし、やっぱりホームランってすごくチームに貢献できる部分が大きいなっていうふうに、特に1軍で感じた。僕ができるだけ長打力を上げて、また来年貢献できるようにしたいなと思っています」。今年最後の実戦機会で結果を残した正木。来季に向けて楽しみな存在になりそうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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