投手陣に苦言「みんなボールが高い」 秋季キャンプ2日目の藤本監督の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

秋季キャンプ2日目はブルペンで投手陣を重点的にチェック

 ソフトバンクは4日、宮崎市の生目の杜運動公園で秋季キャンプ2日目を行った。この日も野手陣はみっちりとバットを振り込む一方で、藤本博史監督はブルペンで目を光らせるなど、投手陣を重点的に見守った。また、テスト参加しているコートニー・ホーキンス外野手は外野の守備についていた。

 キャンプ2日目の藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――ホーキンスが外野の守備についていた。
「やってみないとわからんからね。フライは普通ですね。わからんよ、まだ守りは。打つ方はいいですよ。徐々に上がってきたし、10日ぶりに昨日打って、昨日より今日の方がコンタクト率が高かった。トップから入ってくるタイミングがいいんでね。その辺は楽しみかなとは思いますけどね。あとはシートバッティングでどういうふうに打つかやね、結果じゃなくて」

――ホーキンス本人とも話をしていた。
「今年48本、125打点を挙げたのって、どういう感じやったの、というのを聞いたけど、『俺は高めの球を打つ』と。『日本のホームランバッターはどういう感じなんだ』というから『山川なんかでも入った頃は低めのスライダーに空振りしていたけど、ホームランキングになった時なんかは、低めの球を見送るとか、そういうことをしっかりできるようになってホームランキングになったよ』って(答えた)。『30本ぐらい打ったらホームラン王は取れるのか』と言うから『いや、そんな40本打たないと取れん』と。そういう意欲はあるんじゃないの」

――シート打撃では右も左も投げてもらうと話していたが、左では大関投手も?
「いや分からない。投げられるピッチャーに投げてもらうということ。向こうのフリーバッティングって、5、6メートルくらいのところから軽く投げるからね。距離が出るだけタイミングってのは難しくなるからね。それにしたら対応できてるのかなと、フリーバッティングでも。すごいタイミングを意識してやってるなというのは感じますよ。バッティングはタイミングですから。プロ野球選手はみんなバットは振れるんだから。いかにタイミングをうまく取るかとか、あとは読みとかそういうのもあるやろうけど、バッティングはタイミングなので。そのタイミングを意識してるということはいいんじゃないかな、と思いますね」

――栗原選手の動きは。
「だいぶ制限しているからね、動きとかわからん。アップとか普通に入れると言っていたけど、みんなと一緒に練習するかっていうと、してないから。みんなの半分やから。今日は特打に入ったけど、45分打っただけでしょ。打つ方に関しては全く膝の問題はないということなんでね。それでもセーブさせながらやってる。やっぱりこの中で打ったらレベルは違いますよ」

――走ったり切り返したりに不安が。
「そういうところよね。だから、本人が来年サード一本でやりたい、当然、ファーストも少し練習してもらわないといけなくなってくるでしょうけど、一応サードできたらファーストできるからね。サードのポジションでしっかりサードの動きを、当然ファーストの動きもまた変わってくるからね。バントシフトとか動きはファーストの方が多い。普通、みんなファーストなら誰でもできると思ってるだろうけど、サードよりファーストの方が難しいから」

「そういう意味じゃ、サインプレーなんかもたくさんあるし、動き方も違うし、そういうのも覚えていって春入ってきてくれたらいいんじゃないかなと思う。サインプレーとか投内(連係)とか、この秋のキャンプではやらないんでね。技術アップということでやってるんで、それはちょっとできないかなと思うけど、ゴロの捕り方とか、今まで何も教えてもらわんとも無難にこなしていたタイプだから、それが形とかできてきたら普通に入っていけるんじゃないかなと思う。そこを重点的にやりましょうということで、このキャンプ呼んでいるんで」

――バッティングに怪我の影響は。
「すいません、僕、今日ピッチャーに行って見てないんで(笑い)。帰ってきた時見たら、いい感じで打ってたよ。もう膝を気にして打ってるっていうのはないですね。あとはもう打って1本目の走り出しとか、切り返しとか、そういうところが膝だから注意していかないといけないかなとは思いますけどね」

――今日はピッチャー中心に。重点的に見られていたことは。
「高いね、ボールが。みんなね。斉藤和巳とも話したけど、後ろから見たら、みんな強い球投げているんやけどね、やっぱりボールが高いよね。あれをもう少し、あと10センチ低めにコントロールできたら、オリックスの投手陣に並ぶんじゃないかなと思う。オリックスのピッチャーは強い球でゾーンに来るからね」

――投げ込むしかない?
「いろいろと和巳がやってくれていますよ。もっと下半身使って、手だけで行くんじゃなしに、下半身使えとか、泉なんかもどっちかいうと、あんな強い球投げるけど、手だけでバーンと上から投げ下ろすんやけど、それをもう少し下半身使ったら、もっと楽に行くよとか、いろいろやってくれていますよ」

――先発ピッチャーをたくさん作りたい、と。森投手、藤井投手の他に先発させたい投手は。
「ないよ。松本本人は先発したいって言ってたけど、本人とも話をして。松本の場合はイニング投げようとして作るところがあるんでね。ゲームは作ってくれるかも分からないけど、後半、7回に投げている時のあのキレの良さ、158も出たし、ああ言うピッチングは見たことない、先発では。中継ぎだからできること」

「松本、藤井、モイネロっていうのが7、8、9回におったら心強いけど、先発投手を作らないと千賀の抜けた穴に1番近いのは藤井かな、と。もともと独立リーグで先発していたし、本人と話しても、本人から言いに行こうと思ってたということで、本人もちょうどその気になってるんでちょうど良かったかな、と思います」

――8回は甲斐野投手や津森投手らのアピールに期待。
「当然アピールしてもらいたし、補強も考えていますよね」

――大関投手や板東投手も加わわれば先発は回せる。
「その辺はまだ未知数。板東もまだ3、4試合しか投げてないわけだから、こればっかりは誰が確定とか言える段階じゃないし、春のキャンプ、オープン戦で板東いけるな、とか。大関は今年ある程度投げたけど、それでも1年だからね。いけるかどうかは未知数。数は多ければいいと思うし、杉山が化けるかも分からないし、高橋純平が化けるかも分からないし」

「数多く先発候補を作っておいた方が、そこで藤井が候補にしていても、藤井にも言ったけど、先発やるって言っても、先発固まって後ろがおらんってなったら、後ろやってもらう可能性はあるって言って了解をもらっている。藤井は両方できる、先発していたら両方できると考えているんで、先発が固まったら、それが藤井とみんな同じくらいだったら、藤井に8回行ってもらった方がいいからですね。その辺は決定じゃなしに、やろうとしているだけで」

――高橋純平投手は先発?
「うーん、分からない。今年1回も1軍上がってないからね。あれだけコントロール悪かったらね。あれがまとまってこないと先発では使えないでしょうし、そこは純平が今年の秋のキャンプの課題としてやっているんじゃないですか。高橋礼にしても、今年1軍に上がってこなかった1軍経験のあるピッチャーがどう変わってくるかっていうところが1番大事じゃないかと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)