ソフトバンク、今年のドラフトでも育成選手を大量指名へ 来年から「4軍制」を導入

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

永井編成育成本部長がオンライ会見で明かす「4軍制に関しては来季から動き始める予定」

 ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長は10日、オンラインでドラフト会議に向けた会見を行い、2023年から4軍制を創設する方向で進めていることを明らかにした。それに伴い、今秋のドラフト会議でも昨年同様に15人前後の育成選手を大量指名する方針だ。

 愛知・誉高校のイヒネ・イツア内野手の1位入札を公表した永井本部長が、球団が進める壮大な育成計画の一端を明かした。「4軍制に関しては来季から動き始める予定で進んでおります。球団の方からその件についての発表があるかなと思います。来季からの4軍制を進める予定では動いております」と明らかにした。

 現在、ソフトバンクには3軍まであり、独立リーグや社会人、大学生などと練習試合を行なって若手に実戦機会を設けている。4軍制の構想は球団内から以前にあり、昨年のドラフトでは史上最多となる14人の育成選手を指名した。今年も同様に育成選手を15人前後指名する予定にしており、永井本部長も「それぐらいを見据えて臨む予定にしてます。育成選手に関してはやっぱり特徴のある選手っていうのは獲得していきたいなというふうには思っています」と語る。

 千賀や甲斐、牧原大、石川、周東といった球界を代表する選手たちを輩出してきたソフトバンクの育成システム。来季はさらにそのスケールは大きいものになるようだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)