パの優勝決定は勝負の「10・2決戦」へ 自力V目指す鷹の命運を握るリリーフ陣

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:小池義弘】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:小池義弘】

1日の西武戦で松本、藤井、モイネロが3人ともに3連投

■西武 3ー1 ソフトバンク(1日・ベルーナドーム)

 ソフトバンクは1日、敵地・ベルーナドームで西武に1-3でサヨナラ負けを喫し、2年ぶりのリーグ優勝は今季最終戦となる「10・2決戦」に持ち越しとなった。1点ビハインドの9回に柳田のソロで追いついたが、延長11回に藤井が山川に41号2ランを被弾し、サヨナラ負けとなった。

 8回までゼロ行進が続いていたソフトバンク。1点ビハインドのまま、9回1死まで進んだ。Vは持ち越しか。そんな空気が漂う中で、主砲の一振りが流れを変えた。前日に負傷交代していたものの、志願の強行出場をした柳田が増田から左翼スタンドへと飛び込む起死回生の同点ソロ。土壇場で試合を振り出し戻した。

 この試合、引き分けでも優勝が決まるソフトバンクは当然、勝負に出た。9回に守護神モイネロを投入すると、延長10回は松本、11回には藤井と勝ちパターンを次々に投入。勝ち越せなくとも、点さえ与えなければ優勝が決まる。必死の継投で守り切りにいったが、藤井が痛恨のサヨナラ被弾。V決定は最終戦となる2日のロッテ戦に持ち越しとなった。

 ソフトバンクはロッテ戦に勝つか引き分けで自力でリーグ優勝が決まる。ロッテに敗れても、オリックスが楽天に引き分けか負けなら頂点に立つ。ロッテに敗れ、オリックスが勝った場合のみ逆転Vを許すことになるが、「勝って優勝できるのはうちだけですから」と藤本博史監督が言うように、自力で決められるだけ優位な状況にはある。

 その鍵を握るのはリリーフ陣にあるだろう。西武戦ではビハインドの状況から一転、追いついたことで9回から勝ちパターンを投入した。モイネロ、藤井、松本の方程式3人はいずれも29日の楽天戦から3連投となった。絶対に落とせないロッテ戦で、禁断の4連投があるのか。ポストシーズンへの影響を考えれば避けたいところだが、競った展開であれば、背に腹は変えられなくなる。

 先発は4年目の26歳、板東湧梧投手に託す。今季はここまで24試合に投げて3勝。前回登板だった9月24日のロッテ戦ではプロ初完封勝利をマークしている。理想は序盤からリードを奪い、勝利の方程式を使わなくてもいいほどの展開だろう。打線の奮起にも期待せざるを得ない。

 今季パ・リーグ最終戦となる「10・2決戦」。2年ぶり22度目の頂点へ。ソフトバンクは死力を振り絞って、自力で優勝を掴みに行く。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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