3号ソロの布石になった第1打席の三振 正木智也が打席間で行っていた反省と修正

ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】

三振に倒れた第1打席のあとに「差し込まれないようにと裏で素振りを」

 12日に本拠地PayPayドームで行われた西武戦に7-5で競り勝ったソフトバンク。3点をリードして迎えた4回に貴重な追加点を生み出す3号ソロを放ったのがソフトバンクのドラフト2位ルーキー正木智也外野手だった。これが本拠地では初の本塁打。ヒーローインタビューでは初のお立ち台にも上がった。

 4-1と3点をリードして迎えた4回の攻撃だった。先頭打者として打席に入った正木は、西武先発エンスの3球目を逆らうことなく振り抜いた。打球は逆方向に伸びて、右翼スタンドへと飛び込んだ。クールにダイヤモンドを一周した正木だったが、「打った瞬間は入るとは思わなくて、その分、喜びの表情を出せなかったんですけど、内心めちゃくちゃ嬉しかったです」と真相を明かし、顔をほころばせた。

 藤本博史監督の起用に応える一発だったが、2回の第1打席で喫した三振が布石となった。「3ボール1ストライクからの5球目のストレートに差し込まれた(結果はファウル)ので、1打席目が終わってから差し込まれないようにと思って(ベンチの)裏で素振りもしましたし、早めにタイミングを取るようにもしました」という正木。「1打席目に打てなかった時は特にやる」という次打席に向けた反省と対応が生きた。

「打席よりも緊張した」というのが一塁の守備。2軍では16試合で守り、守備練習も行ってきていたが、1軍の試合で就くのは初めて。「本多コーチや隣の三森さんも甲斐さんも声をかけてくれました」と振り返り、2回に処理した一ゴロで「落ち着きました」と笑った。出場機会を増やすためにも「いい先輩方もたくさんいますし、それを参考にしながら『一塁もできないと』と思っています」と、今後も幅を広げる考えを示していた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)