鉄壁リリーフ陣に脱帽「安心して見てられた」 藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

牧原大の8番起用は「元々、瀧中には相性悪いっていうところもあるから」

■ソフトバンク 4ー2 楽天(6日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは6日、本拠地PayPayドームで行われた楽天戦に4-2で勝ち、首位の座を守った。3回に柳田の適時打で勝ち越すと、4回には三森の2点適時三塁打でリードを拡大。先発の和田が5回2失点と役割を果たすと、6回からは鉄壁のリレーで逃げ切った。西武、オリックスと3チームがゲーム差なしで並ぶ大混戦の中、カード頭をモノにして首位の座を守った。

 試合後の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。

――先制される展開でした。
「そうですね、最初に浅村くんに先制のホームラン打たれたんですけど、その裏にすぐ同点に追いついたのが一番大きかったんじゃないかなと思います」

――和田投手も先制されながら粘り強いピッチング。
「はい、もうしっかりとね、ゲームを作ってくれているんで。今年に限って限ってはほぼ失敗がないってところで、イニングのところですね。交代のところが一番難しいかなとは思います」

――7回、8回、9回とリリーフ陣が見事なピッチングでした。
「素晴らしいピッチングですね。もう安心して見ていられました」

――投手陣は9イニング全てで先頭バッターを打ち取った。
「素晴らしいんじゃないですかね。大体先頭、四球で出したりしたら得点になるっていうケースが多いんで。そこは本当によかったと思います」

――柳田選手、三森選手にタイムリー。
「三森は(直前に凡退した)周東のカバーもしてくれたっていうところでね、すごい大きなタイムリーだったと思います」

――周東選手、牧原大選手が帰ってきた。
「そうですね、ちょっと休んでる分、技術的なところっていうのはまだ万全じゃないかな。でも、残り今日含めて23試合しかなかったんで全力で、もう死に物狂いで1つ1つ勝ちにいくっていうことが大事じゃないかなと思います」

――カード頭をとって残り22試合。明日に向けて一言。
「もう全力でいくだけですね」

(ペン記者囲み)
――メンバーが揃ってきた一発目で勝てた。
「そうですね、マッキーとかヒットは出てないけどね。元々、瀧中には相性悪いっていうところもあるから、今日8番に置いていたんですけど、なかなかタイミングが合わないピッチャーでね。でもバントとかしっかりやってくれてるんで、そういうところがしっかりできていたら得点になっていくっていうことじゃないかなと思います」

――周東選手も1安打だけでしたが、一番いいところで打った。
「まあね、浅村にホームラン打たれて先制されて、さあ行くぞって先頭バッターいきなり塁に出てくれたらね、やっぱ大きいですよね」

――三森選手は周東選手が打てなかった直後にタイムリー。
「まあ周東だったらゲッツーもないですしね、何とか打ってくれるだろうと思っていたんですけどね。なかなか相手もいることで、これはもう難しいことであって、その後、三森が本当に素晴らしいカバーをしてくれたかなと思います」

――メンバー揃ってきて打順は迷う。
「もう今はデータが出てるんでね。やっぱりこのピッチャーに合う合わないってのは当然あるんで。そういうところは考えて、オーダーを組んでいきたいと思っています。だから打順はもう残り22試合、コロコロ変わるじゃないですか。しっかり選手にもそれを伝えてるんでね」

「ずっとデスパイネは変わらないと思いますけど、1番、2番も変わってるしね。今日みたいな1番、2番だったら、本当安心して、別にバントしなくてもいいし、ゲッツーないんだからね。出たら走れるしっていうね、そういう1番、2番にになってきたかなと思います」

――和田投手は間を空けてリフレッシュした効果が。
「和田は今日よかったよ。飛ばしてくれましたよ、最初からね。もう球数が50球だろうが、60球だろうが、大体5イニングって決めていたんでね。残り全部、中6日で行ってもらわなくちゃいけないんで、もう5回までっていうのは決めている。6回から勝っていたら、もう今日みたいなね。津森は今日投げていないけど、津森も間に入って、甲斐野も間に入ってっていうところで考えてるんで。もう全員で行くしかないんでね」

――今日も勝ちパターンは出し惜しみしなかった。
「カード頭をしっかり取らないとね。4点差でもモイネロ行ってました」

――西武も勝った。
「相手のことを考えている余裕がないです。もうやってる相手チームに勝つだけです」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)