中村晃が復帰即3番、川瀬が2番でスタメンへ 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

藤本監督の考えるアンダースロー攻略法は「右打者はセカンドの頭に打つこと」

■ソフトバンク ー 西武(3日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは3日、本拠地PayPayドームで西武と首位攻防第2戦に臨む。新型コロナウイルスの陽性判定で離脱していた中村晃外野手、川瀬晃内野手がこの日から復帰。藤本博史監督は川瀬を2番、中村晃を3番で早速スタメン起用することを明らかにした。

 試合前の藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――今日は何時起きですか?
今日は5時半。5時半から30分、風呂に浸かって、目を覚まして出てきました。

――與座投手は前回いいピッチングをされた。
「あれだけ勝ってるんだから、いいピッチャーですよね。アンダースローということで、タイミングをとりにくいバッターもいるんで。川瀬は一番打ってるんですよね。だから川瀬は急きょ、昨日も2軍でタイムリー打って、小久保監督からも『体調面では問題ないですよ』ということなんで、急遽(中村)晃と2人呼んだ。呼んだということは使います」

――デスパイネ選手は8月末から安定してる。
「調子はいいんですよ。1試合に1本は打っている。ガルビスも1試合1本打ってるし。ガルビスはちょっとアンダースローは合わないかな。あのバットの軌道だったらね」

――現状のデスパイネ選手は?
「いいですよ、状態は。本人も自分で気にして、昨日も外で打たなかったのは、ここで打ったらスタンド目掛けて打ってしまうから、バッティングフォームが崩れるから今日は中で打つとか考えてやっているんでね。その辺はよく考えてくれているなと思う。ちょっとグラシアルは状態がなかなかもう上がってこない。本人も自分でイライラしてる。真面目な選手だから、打てばバーンと打ち出すんでしょうけど、今ちょっと一番苦労してるところですね。ちょっと打順は下げました」

――苦しんでるのはどういった部分で。
「当然バッティングはタイミングですよね。スイングできないわけじゃないわけで、スイングは入れてるわけだから。それが詰まったり、先になったり、と自分のポイントで打てないっていうのが。当然、左肩が突っ込んでるとか、ステイバックできてないとか、そういうのは特にデスパイネがトップになって、ガルビス含め3人で打撃談義とか、いろいろ『お前もっとこうやった方がいいんじゃないか』って言ってくれているんでね」

「打撃コーチもね、主力だから、外国人だからって、いつか打つだろうじゃなしに、どんどんどんどん悪いところを言ってくれていいんですよ。こうしたらどうだ、とかね。そういうのはまだ長谷川も1年目だし、できないという面がある。僕もバッティングコーチの時はそれが難しかったですからね。でも、やっぱり良いときのバッティングと、悪いところのバッティングを見比べたら、今こうなってるよってのは分かるんでね。そういうのをもうちょっとアプローチしたらどうかな、というのは、コーチにはちょこちょこ話し合ってます」

「甲斐もそうですよね。あんなギッコンバッコンしていたら打てんよって言うたら、ちょっとこうしようかとか。選手が迷わないようにね。甲斐にしても、グラシアルにしても、ジュリは状態悪いから自分で迷ってるけど、バッティングをどうするかっていうことに対して迷って打席に入ってもいい結果は出ないんで。そこは今はバッティングコーチが2人いるんだったら、2人で話をして、こういう方向でいったらどうだとか、選手にアプローチしてみたらどうや、調子が上がってこない選手にはっていうのはいつも話してます」

――今宮選手の昨日のホームランは振りすぎてない。
「振ってないですよ。ツースリーだったでしょ? その後のレフト前ヒットでもいいヒットですよ。あれはもう1年間気をつけてくれてるんで、毒まんじゅうにはならないです」

――與座投手は左バッターの方が数字的にもいい。
「2割なんぼ打ってますね、右は1割3分か4分ですもんね。ただ、バッターの相性じゃないですか、右左というよりは。左で打ってないやつもおるわけですからね。当然ここまで終盤になったら、今年のデータも出てるし、誰が打ってるとか誰が打ってないとかは出てる。今宮なんかは6-2打ってるわけですからね。どういうバッターが打ってるとか、例えば右方向に打つバッターが打ってるのかとか、引っ張るバッターが打ってるのか、いろいろあるじゃないすか。よそのチームの選手も見たら、わかるじゃないですか。そういうので、当面はオーダーは組んでいこうかなと思っています」

「あと陽性者はね、柳田なんかまだね、ちょっと上がってきてないし、ゆっくり6番ぐらいで打たせといて、上がってきたらまた3番、4番まで上げていくっていう形でいいのかなあと。当然ああやってフォアボールを選べるわけですから。相手が嫌がるわけですからね」

――監督が考えるアンダースローの攻略法。
「右打者はセカンドの頭に打つことですね。僕は好きだったんですよ、アンダースロー。アンダースローと左ピッチャーだけ好きで、右の本格派は大嫌いやったんですよ。オリックスの伊藤敦とか、うちに足利っていうのもいたしね。対戦相手だったら伊藤敦なんかよく打ってましたよ。やっぱり、浮き上がってくるわけだから、それを普通に振っていたら、全部ボールの下を振ってしまう。それをセカンドの頭にいっていたら、やっぱりバットのヘッドが立ってきますから、ヘッドが寝てきませんから。そういう打ち方が変化球も合ってくるんじゃないかなと」

――右打者も左打者も逆方向へ?
「それを言ってしまったら、全員が全員じゃないですからね。逆方向に打てるバッターは合うけど、逆方向に打てないやつが逆方向に打っても合わないですよね。右打ちとか、よくチームバッティングでありますけど、右に打つのがうまい選手は絶対にインステップしませんから。右打ちの上手い選手はスクエアから少しオープン気味に入りますから。懐を広くしないと右打ちはできません」

「うちのチームの選手はほとんど右打ちしようとすると、インステップするんですよ。インステップしたらインハイの球どうなります? 簡単に考えたら窮屈になりますね。懐を広くしていたら、おっつけやすいんですよ。おっつけるという言葉は右打ちのためにある言葉ですからね。それが甲斐もインステップするから、リード面で変わってくるんじゃないかなと思ってます。甲斐がその右打ちうまくなったら、リード面ももっと幅広くなる」

「周りからね、よく外が多いとか言われますけど、昨日はいいリードしましたよ。山川にインサイド、インサイド、インサイド意識付けさせて、結局、ちょっとの変化でズレてるわけですからね。ああいうのが、やっぱり打つ方でも右打ちを拓也ができたら、もっともっとリードが良くなっていくんじゃないかなと。それまでがね、まだ右打ちせいって言うとインステップするから、余計打てなくなる可能性あるんで何も言えないですけどね」

――山川は本塁打が止まっている。
「あれに打たれたら西武は勢いづきますから。何とか森と山川っていうところをウチは抑えるっていうのが、勝利の秘訣じゃないかなと」

――9番の鈴木将平選手に結構打たれている。
「そこまでね、思いますけど、野球ってホームランの一発の流れがすごい。昨日の今宮のホームランでも、うちのベンチのムードがすごい良くなった。どっちが点を取るかわからない、0対0で行ってて、どっちも緊張感を持ってやってる中で、今宮のホームランですごいベンチが盛り上がるんじゃないですか。ああいうのが流れを呼ぶんですよね。ヒット、ヒット打っても、なかなか点が入らなかったら流れが来ないですもんね。ホームランは魅力ですよ。ただ毒まんじゅうにもなるってことですよね」

――中村晃選手の打順は決まってますか?
「3番です。川瀬が2番」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)