次なる1軍昇格候補は? 打率5割の中谷将大か2戦3発の大砲リチャードか

ソフトバンク・中谷将大(左)、リチャード【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・中谷将大(左)、リチャード【写真:藤浦一都】

中谷はここ3試合で打率5割の2本塁打、リチャードは阪神戦2試合で3本塁打

 ソフトバンクは7日、本拠地PayPayドームで行われた楽天戦に2-7で敗れ、連勝は2で止まった。前日は好調だった打線が一転、この日は無死満塁のチャンスで押し出し四球の1点止まりに終わるなど、先発のベテラン和田毅投手をなかなか援護できなかった。

 一方で2軍はこの日、阪神を相手に12得点で快勝。真砂勇介外野手が先頭打者本塁打、リチャード内野手は3ラン2本で6打点と大暴れした。好調な中谷将大外野手も2安打2四球で4打席出塁。果たして、次なる1軍昇格候補は誰になるのだろうか。

 現時点で筆頭候補に挙がるのは中谷だ。4日にタマスタ筑後で行われたオリックス戦で2号ソロを放つと、6日の鳴尾浜での阪神戦で2試合連発となる3号ラン。7日の阪神戦までの3試合で10打数5安打2本塁打と打ちまくっており、中谷本人も「今はいい感じで対応できている。(前に1軍に上がった時とは)全然違う感覚でやっています。今の方がいいと思っています」と手応えを口にしている。

 小久保裕紀2軍監督も中谷を最有力候補に推す。「甘いボールをしっかり今、ミスショットなく捉えられている一番は中谷だと思います」と太鼓判を押し「今、推薦できる選手というか、聞かれたらすぐ出せるのは中谷かな」と語る。果たして1軍から声はかかるだろうか。

 中谷に続くのは、6、7両日で2試合連発3本塁打を放ったリチャードか。その打撃技術とパワーは折り紙付き。小久保2軍監督も「持ってるものはもう本当にすごいものがあるんでね。だからもう技術というよりも本当に、狙い球を絞りきれるかどうかという、もう頭(考え方)のところ」と語っている。

 投手では右肩痛から復帰した田中正義投手、笠谷俊介投手が候補か。田中正は中継ぎでの調整となっており、負担がかかっているリリーフ陣の救世主として期待がかかる。笠谷は6日の阪神戦から先発に。8月の連戦中にローテの谷間を埋める先発候補として名前が挙がっている。

(鷹フル編集部)