離脱の又吉は「今年は厳しいかも…」 鷹・藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

先発の東浜は5回連続で先頭を出塁させる苦しい投球「流れがいってしまう」

■日本ハム 7ー2 ソフトバンク(9日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームで行われた日本ハム戦に2-7で完敗した。初回に柳田の適時打で2点を先制したものの、先発の東浜をはじめとした投手陣がヌニエス、清宮、野村と3本のホームランを浴びて計7失点。打線も2回以降は繋がらずに完敗した。

 試合後の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。

――先制点を取った形は良かった。
「そこからやね。なかなかもう1本が出ないっていうところで。今このメンバーしかいないから。このメンバーでやるしかないんやから、なんとかそこを打破していかないと。苦しいのはしょうがないですから。どうしようもないことですからね」

――東浜投手の出来は。
「先頭バッターをあれだけ出塁させたらね。5回連続だからね。6回だけ出してないんか。そうやったら、向こうに流れがいってしまうよね。野球には流れっていうものがあると思うし、そういう流れっていうのは絶対的なものじゃないけど、守りは長くなって『さあ行こう』という気持ちにベンチがなかなかなれなかったかなっていうのはありますよね」

――武田投手はいいボールは投げていた。
「150キロ台の真っ直ぐに、あのカーブでいけるんじゃないかなと思ったけどね。清宮には甘い球パカーンといかれた。日本ハムに対してホームランを18本打たれているんだよね。最後の野村ので。ちょっと多すぎるよね。そこはピッチャーもそうだし、キャッチャーもそうだし、ホームランを打てるバッターに対してどういう配球してるのかっていうのは、これからバッテリーコーチにしっかりミーティングしてもらって」

「昨日のホームランでも、今日のホームランでも、決勝点に繋がるホームランやからね。そういうところは注意していかなきゃいけないと思う。テラスがあるといえども、ホームランを打てる、ホームランを打てないという差がある選手が多いんだから。清宮なんかはまさしくホームランバッターだし、石井なんかもホームランバッターには見えないけど、ウチから3本打っている。そういうところも注意していかないといけないと思うし、ミーティングをもう1回やり直してもらいます」

――又吉投手は全治3か月。
「3か月なら、もう7月だから、10月。今年は厳しいかもわかんないよね。それでもやっていかなくちゃいけないんだから。今日は負けましたけど、まだ1番上にいるわけだから、何とかこれをキープして。野手も明日からデスパイネ、甲斐拓也は試合に出るっていうことなんで、早く状態を上げてもらって、合流してもらって。(チームは)万全の状態にはならないと思いますけどね。上がってきたとしても、ピッチャーの方がちょっと後ろが厳しくなってきてるんで。その辺はこのメンバーでやるしかないんで、1人1人が自覚を持ってやっていかないといけないのかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)