「違う真砂が見たい」コロナ感染者続出…鷹・藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

「言い方は厳しいかもわかんないけどラストチャンスぐらいの気持ちで」

■ソフトバンク ー ロッテ(27日・東京ドーム)

 ソフトバンクは27日、東京ドームで「鷹の祭典 2022」初戦となるロッテ戦に臨む。試合前にPCR検査で、和田毅投手やグラシアル内野手ら選手6人、スタッフ2人の新型コロナウイルス陽性が判明。先発予定だった和田の代役として、大竹耕太郎投手が先発する。

 緊急事態の中で迎える一戦に向けて、藤本博史監督は総力戦で戦う覚悟を示した。試合前の藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――コロナの影響でメンバーが代わり、大竹投手が先発。
「できることをやってくれたら、それでいいですよ。しょうがないからね」

――上がってきた選手はチャンス。
「特例で入ってきた選手は、真砂なんかでも、もう2回も3回も抹消されているんだから、ここでまた上がってきて、いいところを見せて、また違う真砂を見てみたいっていうのもありますよね」

――真砂選手は昨日で2軍で3安打。
「2軍の方で状態が良い選手がいないっていう報告が来ていたんで。その中でも選りすぐって選んでるわけだから、状態がいい選手はどんどん引っ張ってくるんやけど、なかなか小久保監督の方からは2軍で状態がいい選手はいないということで。なかなか入れ替えもできない状態だったんですけど、今回こういう特例で上がってきた選手っていうのはやっぱりもう1回チャンスだと思うんだよね。ちょっと気持ちを新たにやってもらいたいなというのはありますけどね」

――こういうことがなければなかなか1軍に来られない選手が、ここで結果出せば。
「周りに見直されるところも当然あるしね。真砂の話ばっかりになるけど、何回かチャンスあって、まったく結果が出なかった。本当に全くと言っていいほど、結果が出なかったわけだから、本当、言い方は厳しいかもわかんないけどラストチャンスぐらいの気持ちで、この2試合やってくれたらいいんじゃないかなと思うんで。そこで残っていけるわけですから」

――改めて総力戦。
「いやもう今いるメンバーでやるしかないんでね。しょうがないですね。ここはね」

――ロメロはもう5回目ぐらい。
「良いときと悪いときが、はっきりしてるんで、やっぱりなかなかいいピッチングされたら、なかなか手が出ないというか。そこを揺さぶりながらやっていかないと。どっちかといったら、カッと来て崩れるタイプだから、そこはエンドランをかけたり、セーフティしたり、イライラさせるのも1つの手かなと思います」

――秋山選手が広島に決まった。
「本人が決めたことですからね。頑張ってもらいたいですね。いい選手は間違いないんで、どこに行っても活躍できるでしょう」

――合流したのは。
「川瀬、真砂、野村大樹かな。ピッチャーは大竹だけですね」

――鷹の祭典ということで心機一転。
「もう心機一転というか、もう本当にさっきも言ったように、ここにいるメンバーでやっていくしかないんで。全員で試合出るつもりでね、頑張ってもらえればいいんじゃないかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)