自ら野球用品店にグラブを買いに… 鷹ガルビスが2軍でも見せていた“真面目さ”
若手と一緒にグラウンド整備をかけ、質問には身振り手振りを交えて答えていた
7日に1軍再昇格を果たし、即スタメンで起用されたソフトバンクのフレディ・ガルビス内野手。今季加入したメジャー通算109本塁打の元メジャーリーガーは、不振のため5月2日に出場選手登録を抹消されていた。ただ、2軍降格となっても、真摯に野球に取り組む姿勢は変わらなかった。
「春先より暖かくなってきて、振るスピードも上がってきた」と語るのは、吉本亮2軍打撃コーチだ。ファームにいる間に、構えている際にバットでリズムを取るようになったことで、タイミングが合うようになったという。メジャーで実績のあるガルビスに対しては、コーチ陣も技術的なアドバイスを送っていたわけではない。敬意があるからこそ、ガルビスが本領を発揮できる環境づくりを意識した。
ただ、当のガルビス自身は偉ぶるような態度をとることは一切なかった。結果に一喜一憂することもなく、若手選手たちと共にトンボ掛けをしてグラウンドを整備したり、朝の集合前に自主的に打撃練習を行ったり、とやるべきことに精力的に取り組んでいた。
(上杉あずさ / Azusa Uesugi)