2軍から昇格した選手の起用基準に言及「好調な選手は使いたい」
――渡邉陸選手はどういうふうに育ってもらいたい。
「身長が高い分ね、ディフェンスになるんです。僕は去年2軍でずっとマスク被ってるのを見てるし、3軍でも見ている。やっぱり一番の弱点はパスボールですよね。足が長いからなのかわからないけど、よく股の下を抜けていくのを見ているんで。そういうところをしっかり、今から、まだ遅くないから」
「3年前よりは今の方がキャッチャーらしくなっている。でも、2軍の試合映像を見ている限りでは、9回にパスボールから逆転されたりっていうのもある。そういうのはミスから失点になってしまうんで。そういうところも、やっぱりいい勉強じゃないかなと思う」
――下でやっていた選手には親心がわくもの?
「親心というか、調子が良くて上がってきているんやから、やっぱり使いたいというのがある。僕も2軍監督の時に、推薦して、上がって、使ってくれ、と思っていたから。小久保監督から推薦があって『調子いいです』『好調な選手ですよ』となった時はできるだけ使っていきたいと思っている」
「こっちの怪我人で上がってきた選手っていうのはそうじゃないですよね。そこはもうちゃんと割り切って。例えば外野手がいない、ちょっと1人いないかということでこっちからは呼ぶときは、好調な選手ではないからですね。好調な選手として上がってきた選手はできるだけ、明石もそうだし、その日に使えるかはわかんないけど、早い時期に使ってあげたい」
――交流戦はセパが拮抗している。
「DeNAと広島の1回しかやっていないけど、DeNAはすごい打線がいいですよね。ピッチャーもいいピッチャーがきているんで、なかなかそう簡単には点を取れない。こっちはスターティングメンバーを決める時、ある程度、左と右というのは見ているけど、今までの相性とか今の調子とかも踏まえてオーダー決めている。その中に若い選手が入れるポジションっていうのを作っているっていう感じなんで。コロコロ変わってますけどね」
「今日なんか本当に8人も左。僕は一応、嫌なんですけどね、8人も左が入るのはね。大瀬良とか今日も森下だし、いいピッチャーって、なかなかそう簡単に早いイニングには代わらないですよね。先に点を取らないと、ということで、そういうオーダーになっている。ビジターに行っても同じ形になると思います。パ・リーグとやる時は僕の理想は2番に右が入ってもらいたいっていうのがある。ただ、今は早い回に点を取るために攻撃型の打線を組んだら、好調な選手を考えたら左になります」