佐々木朗希と3度目の対戦へ 鷹はどう攻める? 藤本監督の一問一答全文

20日はルーフオープンデー「会社がそういう形でやるんだから仕方ない(笑い)」

――田浦投手も抹消に。
「先発枠ですね、和田を今度登録しないといけないし、ちょっと投げる機会もない。1軍に登録していて、前に笠谷が2軍の試合に投げにいったように“あがり(ベンチ外)”の選手が絶対に中継ぎで1人出てくる。そういう意味じゃ、1軍にずっといてマウンドに上がるよりは、2軍で実戦に投げた方がね。ピッチングコーチと今やってることもあるらしいんで、それを実践させるためにも。笠谷の場合はプレート板をサード方向から投げるとかね、いろいろ試しながら。なかなか1軍の試合の中では試せないじゃないですか、大敗、大勝しているときしか。投げる機会がないから試せない。じゃあ2軍で投げてくるかとか、そういう感じでやっています」

――明日はルーフオープンデー。監督は現役時代にやった経験も多かった。
「見にくいですよね、なんか影ができてね。ただ、これはもう会社の営業がそういう形でやるんだから仕方ないよね(笑い)」

――ピッチャーのボールってやっぱり?
「ちょっと見にくいですよ。(動きは)そこまで変わらないけど、ちょっと影ができるね。見え方が見にくいということ」

――佐々木投手は屋外の方がフォークが落ちるとか。
「フォークでも150キロが出るんだから、もう真っすぐと一緒やないですか。今のバッターってみんなカットやツーシームって、いろいろ言うけどさ、全部真っすぐと一緒じゃないですか。それって自分で球種を増やしてるだけ。逆に言うと真っ直ぐのイメージで、山川なんかもそうだけど、カットなんかも真っ直ぐのタイミングで打ちに行ってるからね。今のバッターって、みんな自分の体(の近く)に(ポイントを)入れてくる傾向が多いよね。おそらく初球から真っ直ぐでもスライダーとかカットとかツーシーム、全部(の球種に)いけるようにとやってるのかわかんないけど、ポイントを前にするともっと簡単に捉えられると思うんだけどね。バッターによりますよ、元々、(ポイントが)近いバッターに前にしろって言ったら変わってくるけど、今そういう傾向で中に入れている選手っていうのは、ボール1つ2つ前で、バッターカウントで打ったら捉えられると思うけどね。それをみんなタイミングよく振ってるけど、ファールになってる。あれが1番もったいないもんね。だからランナー三塁で外野フライでいいよって言っても、なかなかそれもできないじゃないですか。一発で仕留めようとしてるし『前に飛ばせ』と言ってるのに、みんなタイミング良く振ってファウルになってる。ああいうとこの考え方も必要かなというのは思いますよね」

――明日が終われば交流戦。
「なんとかね、いい形で交流戦に入れるようにね。悪くても2勝1敗で、アタマは千賀で取りたいと思います。できることをやります」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)