佐々木朗希と3度目の対戦へ 鷹はどう攻める? 藤本監督の一問一答全文

「少しコンパクトに行くっていう形で考えたら、今宮が一番の手本になっている」

――佐々木朗投手とは3回目の対戦。改めてどんな投手か。
「いいピッチャーです。フォークもほぼほぼ150キロぐらい出るわけだから、そう簡単に打てるピッチャーじゃないと思います。できるだけ各バッターはフルスイングするんじゃなくて、あの速い球に強いスイングで勝負するんじゃなくて、速い球を利用するという形もバッターによればいいんじゃないかな。柳田とかはそれはできない、もうフルスイングしかできないから、そこはフルスイング対佐々木朗希っていう形で勝負していいと思う。今宮がやってるバッティングっていうのを、ホームランのないバッターがやってみたら、案外コンタクトできるんじゃないかなとは思いますけどね。やっぱり速いボールに負けないでおこうと思って振ってしまうから、甲斐拓也なんかもそうだし。そこをもう少しコンパクトに行くっていう形で考えたら、今は今宮が一番の手本になっているじゃないかな。打てないときもフォアボールを選べるし、そういう意味じゃ見習う選手がたくさんいるんじゃないかな、スタメンで出てる選手の中でもね。そういう佐々木が嫌がる攻撃っていうのをこっちがやってくれたら。当然球数投げさせるってのも1つの手だけど、なかなか2ストライクから粘るっていうことができないピッチャーですよね。ほとんどゾーンで勝負してくるからね。もうその遊び球ってのがほぼないような感じで投げてくるんでね。100球というのをメドに井口監督もやっていると思うので、出来るだけ早く100球を投げさせたいし、そのためにはどうしたらいいかっていうのも、そのバッターによって考えていかないといけないんじゃないかなとは思います」

――真砂選手が合流。
「上林がちょっとアキレス腱をやってしまったんで、もうこれはどうしようもないんで。交流戦も含めて、柳田がこれからね、明日は守らないと思いますけど、交流戦から守り出すんで。そうなったときにグラシアルのレフト、ライトの柳田ってのは終盤、守りで代える可能性もあって、やっぱり外野のポジションが必要なんでね」

――上林選手とはお話は?
「電話かかってきましたよ、『今から病院行きます』と。しょうがないよね、やったことはね、もうどうしようもできないわけだから。早く治るように頑張れよって言いました」

――監督も期待をかけてきた選手の1人。
「ずっといい状態をキープ出来たまま、1軍でここまで出来てきたんでね。柳町と競争してる中で、ちょっと柳町(の状態)が落ちてきて、上林が上にきたかなというところで。昨日も本当だったらスタメンだったんだけど、あそこはいい競争してくれていたんで。逆に柳町のライバルをつけないと。やっぱ上がってこないと思うんで。それが誰になるかっていうところですよね」

20日はルーフオープンデー「会社がそういう形でやるんだから仕方ない(笑い)」