鷹・藤本監督、アキレス腱損傷の上林は「ちょっと無理」 試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

6回途中1失点の杉山は「簡単に行けるバッターに対して慎重になりすぎた」

■ソフトバンク 3ー2 西武(18日・那覇)

 試合後の藤本博史監督も接戦を制しての勝利に納得の表情。指揮官の試合後の一問一答は以下の通り。

――初回に三森選手に久々のヒットが出た。
「1本出て良かったんじゃないかなと思います。1本出たら気持ちも楽になるんじゃないですか。本人も何十打席ノーヒットってのはわかっていただろうしね」

――杉山投手は6回が課題に。
「今日は5回47球で、なかなか代えられないよね。ヒット1本しか打たれてないしね。やっぱりそういうフォアボール。9番バッターに、もっと簡単に行けるバッターに対して慎重になりすぎたかなというのがあるよね。でも今日はしっかり腕を振れて、テンポも良かったし、これやったら次回も当然考えなくてはいけないし、徐々に良くなっていっているんじゃないですか。あとは6回、7回しっかり投げれるように。前回も6回で代わって、今日も6回で代わらなくちゃいけない。もうちょっと頑張れるようにやれば、十分ローテーション入ってくるんじゃないですか」

――初回、今宮選手の場面は初球バントの構えでした。
「初球はバントのサインは出してないよ。自分で勝手にやっただけですよ。その後はエンドラン。自分で考えて、そういうセーフティでやろうとしたんじゃないですか」

――又吉投手はまた0封。
「コントロールいいからね、杉山にあのコントロールがあったら無敵やけどね。やっぱり又吉はだいぶ球も速くなってきたもんね。本当信頼できますよね」

――打つ方はクリーンアップが打点。
「こっちは作戦的にはもう得点圏に置くしかないからさ、なんとか得点圏、得点圏と考えたけど、もうちょっと、あと1点2点取れとったんじゃないかな。当然、いつも言うように相手もそこを抑えようとして投げてくるわけだから、なかなか難しいと思うけどね。何とかね、1点でも多く取るためにランナー進めて、いろいろ仕掛けないとしょうがないのかなっていうのは考えてます」

――上林選手は?
「アキレス腱損傷です。もうちょっと無理やね。誰か上げるヤツを考えなきゃいけない。そこは小久保監督と話して、外野手になってくるんじゃないかなと。今のメンバーだと交流戦からは柳田も守るからね。やっぱり守備の方もうまい人が呼ばれるようになるんじゃないかなと。真砂か正木か。守備だったら真砂かな」

――沖縄で2連勝。
「特にね、沖縄出身の選手が出ればすごい歓声もあったしね。嘉弥真は打たれたけど、又吉なんかもみんな気持ちが良かったんじゃないですか。3連敗の後の2連勝でね。交流戦前はあと3つありますから。ロッテとね。またいいピッチャー、佐々木くんが来るからね、そこを何とか勝って、いい形で交流に入っていきたい」

――モイネロも少しヒヤッとした。
「先頭バッターのフォアボールだけ何とかしてもらいたいよね。その後はしっかり、あのバントがファウルフライになってからしっかり投げてくれましたよ。あれぐらいの感じで最初から、先頭からいってくれたら。まずは追い込んでから、追い込んだらモイネロが有利なんだから、あれだけの球投げるわけやから。これからも9回でいきます」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)