上林誠知のフェンス激突キャッチを生んだ“読み” チームを救ったスーパープレー

ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】

「普段から吉田さんを見ていてあそこは『飛んでくる』と思っていた」

■ソフトバンク 9ー3 オリックス(5日・PayPayドーム)

 こどもの日の5日に本拠地PayPayドームでオリックスに快勝し、同一カード3連勝としたソフトバンク。9-3での快勝の中で、上林誠知外野手は打っては2回の第1打席で二塁打を放つなど2安打、4回の守備では外野フェンスに激突しながらの好捕と攻守にわたる活躍を見せた。

 上林はこの日「7番・右翼」でスタメン出場すると、2回の攻撃で、オリックス先発のワゲスパックからチーム最初の安打となる二塁打を放った。オリックスの右翼・池田が弾いたのを見逃すことなく、判断良く二塁に滑り込んだ。

 1点を先制した直後の4回には、吉田正が放った右中間への大飛球をフェンスに激突しながらグラブの先で好捕。犠牲フライにはなったものの、捕球していなければさらにピンチが続く場面だっただけに、チームを救うビッグプレーになった。

 試合後、上林も「今日はあれしか印象がないんですけど……」と笑いながら「ポジショニングですね。普段から吉田さんを見ていてあそこは『飛んでくる』と思っていたので、いいところにいることができました」と回顧する。データやこれまでの経験を生かし、ポジショニングを調整。大ファインプレーに繋げた。

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