鍼折れて開幕ローテ逃すも「しょうがない」 不慮の事故に見舞われた松本裕樹の胸中
「黙ってやったら(プレー)できたのかも」という松本だが…
不慮のアクシデントにより、開幕ローテ入りを逃したソフトバンクの松本裕樹投手。福岡市内の治療院で腰の鍼治療を受けた際、折れた鍼の一部が体内に残ってしまうという事故に見舞われた。埋没した鍼を除去するために患部を切開し、リハビリ組へ。現在は実戦復帰を果たし、逃したローテ入りに向けてファームで汗を流している。
アクシデントから2週間ほどが経った4月5日、ウエスタン・リーグの広島戦で復帰登板。3回43球を投げ、2安打1失点だった。力のある真っすぐを投げ込み、影響を感じさせなかった。中4日で登板した10日の同オリックス戦では3回5失点と結果は出なかったものの、88球を投げて体力面での不安は感じさせなかった。
鍼が折れて体内に残るという驚きのアクシデント。松本によると、常に痛みがあるのではなく「たまに中で引っかかるような感じ。動かすときに、中で皮膚か肉に引っかかって動きづらさがあった」という。せっかく掴んだ開幕ローテ。そのままにして投げようとも考えた。