A組にはない“空気”…柳田悠岐らS組は「全然違う」 初の紅白戦で小久保監督の評価は?

小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】
小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】

キャンプ初の紅白戦は投手陣が無失点「全体的に良かった」

 ソフトバンクは宮崎春季キャンプ第4クール初日の14日、このキャンプで初の紅白戦を実施した。先発の松本晴投手、アレクサンダー・アルメンタ投手がそれぞれ2回を無失点に抑える好投。登板した7投手全員が得点を与えず、投手陣のアピールが目立った。打者では川瀬晃内野手が2安打。正木智也外野手やB組からの参加となった大友宗捕手も安打を放った。また、この日から柳田悠岐外野手、今宮健太内野手、山川穂高内野手のS組が合流。ランチ特打では快音を響かせて、観客を魅了していた。この日、取材に応じた小久保裕紀監督のコメントは以下の通り。

――先発のアルメンタ投手は球威があった。
「そうですね。アルメンタの場合はWBCがありますけど、ブルペンでのいい印象通り、バッターが立ってもいい印象を与えていますね」

――球場の球速表示では154キロをマーク。
「上(スタンド)にも普通のスピードガンがありましたけど、そのぐらい出ていました。きょうはほとんど(球団のガンと、球場の球速表示が)一緒ぐらいでした」

――打者は8安打。
「あんなもんでしょ。6イニングでヒットが4本ずつ。しかもきょう投げたピッチャーは、ほぼ1軍経験があるピッチャーばかりで、お試しのピッチャーはいないので、そんなに簡単には打てないですよ」

――A組に上がってきた育成3人の中では大友選手に安打が出た。
「大友は参加しているだけなんですけど、ヒット1本打ったんでね。キャッチャーのところは、海野(隆司)のブロッキングもそうですし、谷川原(健太)のブロッキングも、その辺は去年からずっと言い続けてきた。その点では、去年の春先と比べて、良くなっているなと思いましたけど」

――イヒネ・イツア選手は今後を考えて途中で代走起用した。
「作戦は『打つだけでいい』って言っていましたけど、(カウントが)スリーツーのところだけは動く可能性があるので。そういうシチュエーションがあったら代えていいよ、という話はしていました」

――尾形崇斗投手は少し制球を乱すところも。
「真っすぐは153、154キロ出ていましたけどね。この前のブルペンの方が良かったかな。やっぱり変化球の時にまだ腕が緩むのは上から見ていても感じるんで。その辺がもうちょっとね。変化球で腕が振れる、ということが去年からの課題なので」

――大江投手は左打者をきっちり抑えた。
「そうですね。あの辺は新しく入った中村(稔弥)とかとの争いになると思いますね。きょうはピッチャーが全体的に良かったと思います」

――15日に育成3選手の入れ替えは?
「あるんじゃないかな、多分。詳しくはまだ聞いてないですけど」

――柳田選手、今宮選手らS組が合流した。
「お客さんもしっかり見ようという空気になる。それはどこからくるのかわからないですけど、全然違いますよね。お客さんもしっかり見守るというか、釘付けにするというか。本人たちも、惰性じゃないフリーバッティングの初日、というところでの集中力と雰囲気ですよね。それがまだA組でずっとやっている選手にはそこまではないですね。正直に」

――山川選手は18時、19時ぐらいまで練習をやると。
「あいつはダラダラ長くするので。人それぞれ調整は違うので」

――川瀬選手が2安打。
「『俺をレギュラー候補から忘れてないか?』みたいな感じでしょうね。心強いです」

(飯田航平 / Kohei Iida)