小久保監督の目を引く若手は? コーチとの意見も一致…外野挑戦のイヒネは「成長スピード速い」

小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】
小久保裕紀監督【写真:加治屋友輝】

ルーキー髙橋は「もうしばらく見ます」

 宮崎春季キャンプは12日、第3クールの最終日を迎えた。この日でWBCに出場する周東佑京外野手や、近藤健介外野手はチームを離れることになり、14日からはS組の柳田悠岐外野手らが本隊に合流する。全体練習後に小久保裕紀監督が取材に対応。紅白戦が始まる第4クールでもルーキーの高橋隆慶内野手はA組に残ることも決まった。小久保監督のコメント全文は以下の通り。

――WBCの代表選手にはどのような言葉を?
「国を代表してやってきてくださいということを。Netflixで応援していますと言っておきましたけど」

――周東選手とは肩を組んで話していた。
「打席数が少ない可能性もありますけど、それでも、しっかり代表のためにやっておいでという話をしました」

――3クール目も終わり。ここまでで目を引いた選手は?
「ピッチャーだったら(大野)稼頭央かな。去年、プエルトリコに行ってね。先発再チャレンジというか、先発としてやっていく中で、というのは感じましたね」

――大野投手は去年も三振が取れるようになってましたが、先発でもそのスタイルでやってほしい?
「空振りがとれるボールが欲しいですね。でも今は結果というよりは、このオフやってきたことをどう表現できるか、というところ。徐(若熙)もそうですけど、(前田)悠伍もまだ自分がこの形でいくっていうことを模索してる段階だと思うので、段階を上がっていってもらいたいですけどね」

――高橋選手は4クール目もA組か?
「もうしばらく見ますね」

――次クールは紅白戦も始まるが、入れ替えの時期にもなる。
「侍組が抜けて、S組が入ってくるので。人数的にはこれぐらい抱えておかないと、オープン戦も柳田(悠岐)や山川(穂高)がフルで出るわけじゃないので。たぶん今ぐらいに近い人数のまま上がっていくことになると思いますけどね」

――高橋選手のいいところは?
「バッティングの評価は僕以外のコーチも高いです。一番は守備ですね。守備がどうかな、と思ったんですけど。十分こなせそうな感じがあるんで。セカンドはやったことがないらしいですけど、もうセカンドやらせたらと。やっぱり大学社会人卒なので、あまり時間がないですから。『やったことない』だけで済ますよりは、少しでも1軍の枠に可能性があるところをやらせた方がいいので。実戦形式でもセカンドに入れたり、特守でもセカンドをやらせたりして。それが意外に初めてと思えないぐらいできているんで」

――メインはサードだがセカンドもする?
「もちろん。バッティングを生かすのであれば、どこか枠探そうかな、っていう。サード、ファーストはレギュラー候補がガチッとポジションがあるんで。そこで勝負をもちろんしていくんですけど、可能性があるかどうかの見極めはキャンプ中にしないといけないので。『可能性があるね』というのが、今のところの評価です。もちろん実戦が始まったら動きがわからないんで、とんでもないミスをすることもあると思うんですけど。それよりも飛んできたボールに対してのゲッツーとかピボットとかを、まずやらせてみてもいいかな、という話をして、その指示もしました」

――イヒネ・イツア選手も外野を守っている。守備固めでも行けるように?
「そうです。イヒネは基本的にまずは1軍枠争うところが、外野手の代走からの守備固めなので。佑京が普通に入れば、守備固めがないポジションですから、そうなるとレフトかライト。そこはやっておかないといけないですからね。でも、日に日に成長を感じますね。これは大西コーチからの評価もそうなんですけど。今、外野からのスローで一番強さがあるのはイヒネじゃないですか。コントロールも良くなっているし、吸収スピードが速いというか。そういうふうに感じています」

――尾形崇斗投手は先発調整。11日のブルペンを見ていたがどのように評価している。
「良かったよ。変化球が課題と言われながら、昨日のブルペンは僕が見てきた中で一番。真っすぐが速いのは分かっているピッチャーなので、変化球のフォークのあの落ち方と、スライダーとカーブの腕の振りのところですけど緩むところがなかったんで。昨日はなかなか。より早く実戦を見たいなと思いましたけどね」

(飯田航平 / Kohei Iida)