柳田悠岐の衝撃弾に小久保監督脱帽「スーパースター」 日本S王手も「よく負けなかった」

有原はピンチの連続も6回無失点の好投
ソフトバンクは16日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ2戦目となった日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に3-0で勝利した。両チーム無得点のまま迎えた8回1死一、二塁で柳田悠岐外野手が左翼席へ3ランを放ち、これが決勝点となった。
先発の有原航平投手は6回無失点の好投を披露。7回はダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、8回を松本裕樹投手、9回は杉山一樹投手がそれぞれ無失点に抑えた。これでアドバンテージを含めて対戦成績を3勝0敗とし、日本シリーズ進出に向けて王手をかけた。この日取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。
――柳田選手のホームランで球場の雰囲気が最高潮となった。
「まあ、あそこで打つのがスーパースターですね」
――8回の攻撃はチーム一丸で攻めた。
「まあ、あの回だけしかチャンスがなかったので。ほとんど押されっぱなしで、本当によく負けなかったなっていう試合でしたよね」
――有原投手が6回無失点と好投した。
「まあ、(初回の)1死一、三塁、(4回)1死二、三塁、(6回)1死満塁を0で抑えたので。それが勝ちにつながったと思います」
――リリーフ陣も相手打線を0に抑えた。
「松本(裕樹)が8回いく時に、レイエスからだったので。まあ、昨日やられたところのやり返しにはちょうどいい場面でしたよね。しっかり抑えてくれましたし、それも含めてピッチャーがしっかり粘ってくれたおかげでワンチャンスをものにした勝利でした」
――ファイターズの強さ、しぶとさはどう感じている?
「今日はあと1本が出なかったですけど、スタメンを見ても打ちそうな選手ばっかりなんでね。そりゃ強いなと思いながらやってます」
――いよいよ日本シリーズ進出に向けて、あと1勝。
「はい。もう一気に決めたいですね」
――福島投手がいい投球をしていた。
「あそこまで、8回途中までいってね。誰も合ってなかったので。山川と(柳町)達くらいで、後は全てね。お手上げ状態でした」
――柳田選手の打球が若いと話していたが。
「逆方向に大きいのを打てるのが彼の特徴ですけど。ここしかないという場面で本当によく打ってくれたと思います」
――有原投手も振り絞った。
「普通は3回目(のピンチは)はやられるんですけどね。3回目も抑えたんでね。よく勝ちましたね」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)