応援は「当たり前じゃない」 上沢直之が語る鷹ファンの存在…大切にする“一通の手紙”

  • 記者:竹村岳
    2025.10.12
  • 1軍
上沢直之【写真:小林靖】
上沢直之【写真:小林靖】

移籍1年目で規定投球回にも到達「健康な証」

 些細なやり取りが、胸の中に残っている。プロの影響力、そしてホークスファンの純粋さを強く感じた“一通の手紙”だった。「本当に、応援してもらえるだけでありがたいことです」。移籍1年目のレギュラーシーズンを終えて、上沢直之投手は感謝の思いを口にした。

 2023年オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦。1年での日本球界復帰を決断し、移籍先に選んだのはホークスだった。新天地での1年目。23試合に登板して12勝6敗、防御率2.74と堂々たる成績を残してリーグ優勝に貢献。規定投球回にも到達し「そこを投げて初めて、チームの力になれたなと思える。長い目で見ても健康で投げられている証なので、そこはよかったです」と語っていた。

 ホークスファンにとっても、上沢のたくましい姿を目に焼き付けた1年間だったはず。2月の春季キャンプ中、時間があればサインを書き続けた。「わざわざ来てもらっているので」。何十分とペンを走らせることは珍しくない。開幕以降もピンチを抑えれば雄叫びをあげ、チームの力になろうと自分の全てを費やしてきた。最後まで応援したくなるような姿勢を貫いたのは、ファンに対する右腕なりの“向き合い方”だった。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

上沢投手が語る、米国での経験が変えた「野球観」とは
親子ファンからの手紙に隠された、上沢投手の「真の喜び」
消化試合で見せた、上沢投手の「プロとしての哲学」

応援してもらえるのは「当たり前じゃない」

親子のファンに書いたサイン…その後日に起きた出来事

(竹村岳 / Gaku Takemura)