優勝から一夜「初めて寝れなかった」 首位打者争う2人へ…指揮官が明かす監督室での“会話”

佐藤直樹が5号ソロを含む4打数4安打の躍動
ソフトバンクは28日、西武戦(ベルーナドーム)に4-1で勝利した。先発の大津亮介投手は5回1失点で自身4連勝となる6勝目。6回以降は、4人のリリーフ陣が無失点でつないだ。打線は3回に緒方理貢外野手と川瀬晃内野手の適時打で逆転。7回に庄子雄大内野手のプロ初打点となる適時二塁打、8回には佐藤直樹外野手がこの日4安打目となる5号ソロを放ち、得点を重ねた。27日にパ・リーグ優勝を決め、迎えた翌日の試合を勝利で飾った。この日、取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。
○試合前
――優勝から一夜明けて。
「(午前)2時半くらいにご飯を食べたんかな。シーズン中は寝れないことはなかったけど、初めて寝れなかった。1時間くらいしか。交感神経が緩くなりすぎました」
――やっぱり今年の優勝は違った?
「昨年とは全然違いますね。でもきょうからCS(クライマックスシリーズ)に向けて切り替わりました。先ほどコーチ陣ともがっつりミーティングしました。でも優勝が決まるまでは目の前の試合に必死でした」
――牧原大選手と柳町選手の首位打者争いも佳境。
「さっき2人を部屋に呼んで話をしました。きょうはDH(指名打者)で2打席を(柳町)達、残り2打席を牧原(大成)。残りの3試合は2番、3番で全部出ます。牧原の規定もいくと思うので。『あとはお前ら2人で正々堂々と決着をつけなさい』と言いました。とにかく2人は上位の打順で使います」
――選手たちの抹消に関しては?
「(近藤)健介は抹消しました。(周東)佑京も抹消します。ピッチャーはタイトル可能性がある選手もいるので、そこはこれから話します」
――みやざきフェニックス・リーグについては?
「これから(選手たちと)話します。行きたいやつは行くだろうし」
○試合後
――若手選手が躍動した1戦。
「きょうからの残り4試合はCSに向けたメンバー選びの意味合いもあるのでね。ピッチャーも含めてですけど。(佐藤)直樹は隅田(知一郎)から打てるのに、他のピッチャーから打てないのが不思議でしょうがないです」
――大津投手も5回1失点の好投だった。
「そうですね。ファイナルステージは(先発の)枚数も決まっているのでね」
(森大樹 / Daiki Mori)