笑いも感動も…谷川原健太の相関図 連勝呼んだ「謎ルーティン」…柳町達に“真剣な相談”?

プロ10年目…一番の盟友は川瀬晃

 鷹フルの人気企画「選手相関図」に谷川原健太選手が登場してくれました。明かしたのはプロでの10年間をともに頑張ってきた仲間の存在や、柳町達選手との間で流行している“ゲーム”……。柳田悠岐選手とかつて自主トレをともにした中で、今も大切にしている教えとは? 同学年や先輩選手が数多く登場するエピソード満載の相関図、ぜひご覧ください。

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続きの内容は

・妥協しそうな時に思い出す、柳田悠岐の“ある姿”
・チームの連勝呼んだ?栗原らと始めた意外ルーティン
・同学年の柳町にだけ明かす、“真剣な相談”

 今シーズンでプロ10年目を迎えた谷川原選手。一番の“盟友”は、同期入団&同学年の川瀬晃選手です。「最近は一緒にベンチで座る時間が長くなってしまっているんですけどね。いろいろと野球のことを話していますよ」。リーグ連覇という最大の目標に一歩ずつ近づく日々。どんな形でもチームに貢献するため、お互いに準備は欠かしません。

 同期入団にはヤクルトの小澤怜史投手やロッテの茶谷健太選手はいますが、今もホークスで現役を続けているのは川瀬選手だけ。10年という歳月で、たくさんの“別れ”も経験してきました。「『もう俺らだけやな』って話もしたことがあります。1年目からずっと一緒にやってきた仲間なので。少し他の人とは違うかもしれませんね。晃が代打で出たら『打て』って思いますし、特別な存在です」と信頼を口にしました。

 同学年では、柳町達選手も関係性が深い存在です。遠征先では一緒に食事へ行くことも。さらに、2人の間では今、流行していることがあるそうです。「『ポケポケ』(Pokémon Trading Card Game Pocket)っていうポケモンカードのアプリがあるんですけど、それを一緒にやっています。トレード機能もあるので、いいポケモンは交換していますね」。周東佑京選手も、同じアプリにハマっているんだとか。

 柳町選手とは右投げ左打ちであることも共通点。打撃談義も頻繁にするそうで「相談とかしたら真剣に答えてくれますよ。同級生としても頼もしいですし、賢いイメージがあると思うんですけど、ふざける時はしっかりふざけてくれますね」と意外な一面を明かします。投手陣では杉山一樹投手や津森宥紀投手らがいる1997年世代。“同級生会”はまだ開催していないそうで「やってみたいですよね」と意欲を口にしました。

9月2日からの本拠地6連戦…連勝した意外な“理由”とは?

 谷川原選手といえば、自主トレでお世話になった柳田悠岐選手の存在が欠かせません。「ギーさんがリハビリで、僕が2軍にいた時はロッカーが近くだったので。普通に話したりしますよ」と最近の交流を明かします。プロとしてさまざまなことを学んできた“師匠”の存在。今も大切にしている教えについても、笑顔で打ち明けてくれました。

「最近ものすごくトレーニングされているじゃないですか。僕から見ても、体バキバキなので。年齢を重ねるごとに、あらためて大事なことだなって思いますし、妥協する姿は見たことがないですね。わかっていることかもしれませんが、一流になるためには絶対に必要なこと。僕も妥協したくなる時は柳田さんのことを思い出して、そういうところも見習わないといけないなって思っています」

 その他にも、先輩たちとの交流については話題が尽きません。今月2日からは本拠地・みずほPayPayドームでの6連戦でした。「栗原(陵矢)さん、(中村)晃さん、かみちゃ(上茶谷大河)さんとアサイーボールをUber Eats」(ウーバーイーツ)で注文していました。一緒に球場で食べていたんですけど、連勝が続いたのも『絶対アサイーのおかげやろ』みたいなノリになって(笑)」。

 4人の中では谷川原選手が最年少ですが、注文&受け取りは栗原選手がしてくれていたそうです。「最初にやってくれたので、任せちゃいました。(中村)晃さんともお話しすることが多いですし、学ぶことはすごく多いです。一緒にいて楽しいですし、頼もしい先輩です」とはにかみます。チームが波に乗っていたのも、意外な背景のおかげかもしれません。

 今シーズン、距離感が急接近したというのが上茶谷投手でした。6月、2軍の新潟遠征がきっかけとなり一緒にアサイーボールを食べる仲に発展したそうです。谷川原選手も明るいキャラクターの持ち主ですが「いやいや、かみちゃさんは異次元ですよ(笑)」と頬を緩ませます。1軍でもバッテリーを組んだ2人。「1つ1つがいい球種なので、偏らないように。どんどんいいボールを使っていくことを意識しています」。2人の存在、そして“明るさ”が、きっとこれからもホークスを救ってくれるはずです。

(竹村岳 / Gaku Takemura)