今宮は「怖さなくならない限り」 正木を待つ“最後の段階”…野手リハビリ組の最新情報

正木智也(左)と今宮健太【写真:飯田航平、森大樹】
正木智也(左)と今宮健太【写真:飯田航平、森大樹】

リハビリ組の野手4人の最新情報

 鷹フルがお届けする「リハビリ組情報」。筑後のファーム施設で中谷将大リハビリ担当コーチ(野手)を取材し、今宮健太内野手、正木智也外野手ら4選手の現状を詳細に聞きました。

――今宮健太選手(左ふくらはぎ痛)がフリー打撃。打つ方は問題ない?
「リハビリ組に合流した時は少し痛みがありましたが、今は『痛みなく(患部を)気にせず打てている』と言っていますね」

――実戦復帰に向けて、後は走塁と守備?
「そうですね。走る系をメインでやっていけたらという感じです」

――それぞれの強度を高めることで実戦復帰が見えてくる?
「本人の中で怖さがなくならない限りは、強度で何割というのはないですね。『もう1回やるんじゃないか』という怖さもあると思います」

――痛めた箇所的にも再発への怖さがある?
「春先も痛めたところなので。そこを1つ1つ確認して『できる』『できない』の判断をしていけたらと思います」

――正木智也選手(左肩の亜脱臼)が9日の4軍戦で実戦復帰。初打席で特大弾を放った。
「まず結果云々より、試合復帰できているということが僕はうれしいです。その中で1打席目から本塁打が出たのは、取り組みがしっかり結果につながったんじゃないかなと思います」

――守備に関しては?
「前の試合ではあまり(打球が)飛んできませんでしたが、今やれる範囲の動きはできていたので、良かったと思います」

――守備では自分より左側へ飛んでくる打球にまだ怖さがある?
「体から外れる打球に若干怖さがあるみたいです。でもノックではしっかりと追って取れているので。試合でも怪我なくやってほしいです」

――ホセ・オスーナ選手(膝の炎症)がフリー打撃で強烈な打球を飛ばしていた。
「本人もいいメンタルでやれていますし、本当に(バットが)振れています。打つ方は強度を上げることができている感じです」

――膝の炎症の現状は?
「走る方がまだですね。でも軽快走まではできているので。スピードを上げて徐々にですね」

――宇野真仁朗選手(右肘関節内側側副靭帯再建術)はギプスが取れた。
「まだ守備のノックメインにはなります。あとは体幹補強です。打つことは片手でしかできないので。守備も基本が一番大事なので、1つ1つやっていく流れです」

(森大樹 / Daiki Mori)