8勝目の上沢直之は「自責ゼロとして査定」 小久保監督が評価…欠場の周東の現状は?

言及した周東の今後の見通し
ソフトバンクは13日、西武戦(ベルーナドーム)に5-3で勝利した。先発の上沢直之投手は、6回3失点で8勝目を挙げた。打線は初回に柳町達外野手の先制打から4選手にタイムリーが飛び出し、打者一巡の猛攻で5点を奪った。7回以降はリリーフ陣が無失点でリードを守り切った。この日、取材に応じた小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。
●試合前
――欠場が続いている周東佑京選手の状態は?
「きょう、(練習で)最後、状態を確認するみたいですよ。ティーバッティングですかね。きょう明日はスタメンはないです」
――次のカードくらいから?
「良ければ週末から。来週頭ぐらいですかね」
――2軍では今宮健太選手や栗原陵矢選手が復帰した。
「映像は見ました。怖さはなくなってきている感じ。週末までは2軍の試合に出て、そこで判断します」
――野村勇選手やジーター・ダウンズ選手との競争になる?
「入れ替えの対象が誰になるかはコーチ陣と話して決めます。勇とダウンズはその対象にはならないでしょうね」
――イヒネ・イツア選手がファームで月間MVP賞。
「すごいね。(7月は)3割3分打っていたね。環境はこっちが与えたけど、本人の取り組みがいい結果につながっている。1軍のトッププレーヤーがあれだけ練習していると。昨年、練習しすぎて打てなくて、今年は練習しないとか(イヒネが)言っていたみたいだけど、1軍を見て今は毎日アーリーもしているみたい」
――ベルーナドームの暑さは?
「このくらいなら大丈夫ですね」
ーー上沢投手には(有原航平、リバン・モイネロ、大関友久の)3本柱に続く“4本目”として期待したい。
「5連戦。いい形でスタートを切ってほしいですね」
鉄壁リリーフ陣が見せた「力の証明」
●試合後
――上沢投手が6回3失点で8勝目。
「初回5点をとった後は先発ピッチャーは難しいですよね。上沢が良く頑張りましたし、変な流れでしたよね。藤井(皓哉)、松本(裕樹)、杉山(一樹)の力で勝ち切れましたね」
――初回の攻撃が見事だった。
「そうですね。(西武も)キャッチャーをすぐ替えたりしていたし。ミスもありましたけど、ミスをやろうと思ってしていないのでね。得点に繋がった2本は僕らの中ではあれはエラー扱い。(上沢は3失点も)自責ゼロという査定をします」
――6回はゲッツーで流れをよく切った。
「変な流れだったけどね。ただそれを上回る後ろの3人がしっかりやってくれたということでしょう。この流れでそれができるっていう力の証明だと思いますよ」
――途中出場で川瀬晃選手にもいいプレーがあった
「よかったね。(野村)勇もね」
――川村友斗選手が誕生日に今季初安打。
「え、きょう、誕生日なの? 知らんかった」
――初回以降は追加点を奪えなかった。
「贅沢を言えばいくらでもあるのよ。別に攻撃を緩めたわけじゃないので、あと1本が出なかっただけで。5点入った時点で、逃げ切ったっていうことが全てです」
(森大樹 / Daiki Mori)