前田悠伍を擁護「球は悪くなかった」 抹消の緒方に「1軍慣れ見えると」…小久保監督コメント

近藤が2打席連発「なんか…さすがですね」
ソフトバンクは5日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に3-6で敗れた。首位の座は守ったものの、この日に勝利した日本ハムとゲーム差なしに迫られた。今季2度目の先発となった前田悠伍投手は4回1/3を投げ5失点(自責3)でプロ初黒星。リリーフ陣では大江竜聖投手、宮崎颯投手がそれぞれ無失点に抑えた。打線では近藤健介外野手が2打席連続本塁打と大暴れ。6回に6号ソロを左中間に運ぶと、8回には左翼席へ7号2ランを放った。この日、取材に応じた小久保裕紀監督の主な一問一答は以下の通り。
●試合前
――4日はオールスターに出場したメンバーと食事に行った。
「そうそう、いろんな話をしたよ。そこまで深くは話してないけど」
――セ・リーグが2027年シーズンからDH制を導入することが決まった。
「僕は元々したほうがいいと思っていたので。セの野球はセの野球で面白いですけど。やっぱり一番打つバッターが(DHで)入るのと、一番打てないバッター(投手)が入るというのは違いがあるので。お客さんからしたらDHの方が楽しめるとは思いますね」
――右手有鉤骨鉤摘出術から復帰した川村友斗選手が1軍に合流した。
「(代わって登録を抹消された)緒方(理貢)は去年から1度も外れていなかったですけど、安泰じゃないよと。そういうのも含めてですね。僕というよりもコーチから1軍慣れが見えるという話もあったので。最終的には必要な戦力だと思っています」
――8月は6連戦がない。周東佑京選手の起用的にもプラスに働きそうか。
「(痛めているのは)膝だけではないので。もう少し休ませるかもしれないです。根本的には治ってないので。例えば試合がない日の前に休ませたら、2日間休めることになるので。そのあたりも考えていきます」
――近藤選手の守備復帰は?
「今日はシートノックに入ると思うので。そうなったら山川(穂高)がDHで、一塁は(中村)晃とか山本(恵大)、井上(朋也)との比較になってくるんじゃないですかね」
――山川選手が4番に座ってチームは好調。
「今はこの形ですね。今宮(健太)や栗原(陵矢)がそろそろ、という話はしているので。今年に関しては(オーダーを)固定してとは考えていないですね」
――今宮選手と栗原選手は実戦が見えてきた。
「見えてきているみたいです」
バント処理で悪送球の宮崎「いかに大切かと」
●試合後
――前田悠投手は5回途中5失点(自責3)の投球だった。
「マリンは初めてだったからね。風が結構強くてかなり影響がありそうでしたね。初めてで修正するのも難しいでしょうし、球は悪くなかったです。次に投げるときは風がこうだから変化球はこう曲がるといったことも分かってくると思いますし、今回はぶっつけ本番だったので。それも経験ですから」
――近藤選手が2打席連発。
「なんか……近藤さすがですね。逆方向ですもんね。打線にいるといないでは全然違う」
――大江投手は回またぎで無失点と好投した。
「そうですね。地味なところなんですけど。ビハインドできっちりと仕事をしてくれましたね」
――宮崎投手もピンチを招きながら無失点でしのいだ。
「(バント処理での悪送球は)練習するしかないですね。ゼロには抑えたんですけど、フィールディングがいかに大切かというところですね」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)