22日、23日とチームは連休
長いシーズンを戦うプロ野球選手にとって、連休は貴重なもの。前半戦を終えて22日、23日と休日だったホークスナインに、どんな過ごし方をしたのか、聞いてみました。登場するのは津森宥紀投手、渡邉陸捕手、山本恵大外野手、緒方理貢外野手、高谷裕亮バッテリーコーチの5人。「前半戦の振り返り」とともに、それぞれの「連休」をお届けします。
・津森宥紀投手
――前半戦を振り返って。
「うーん。自分としては、例年とは違う感じだった。いいところがあんまり出ていないので。波が激しい前半戦でしたし、だから本当に波を小さくして、後半やっていきたいなと思っています。しっかりやるだけかなって感じです」
――倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)も藤井皓哉投手、松本裕樹投手、杉山一樹投手はもちろん、その3人をバックアップできるメンバーに期待をかけていた。
「(カードの)初戦にあの3人につぎ込んだら、次は自分たちがいけるように。そうなれば、もっとチーム的にも強くなると思う。投げたいところはやっぱり、勝ちのポジションなんで」
――連休はどんな過ごし方をしていた?
「家族で佐賀の旅館に行って、ゆっくりした感じです。特に何をしたってわけではないんですけど、子どもが走り回れるように畳の部屋にしました。寝かしつけてからは、妻と一緒にお酒を飲んだり。本当、平凡な過ごし方でしたよ(笑)」
――中継ぎは毎試合、登板の可能性がある。家族とゆっくり晩酌するタイミングもなかなかないのでは?
「ほぼないですね。だからまあ、ちょっと飲んで。部屋についているお風呂に入ったり、旅館の温泉にいってサウナに入ったりしました」
――お酒は何を飲む?
「基本ハイボールですね。ウイスキーです」
――後半戦に向けて。
「毎回言っているんですけど、任されたところでしっかり投げること。首脳陣もそうですけど、皆さんから『津森なら大丈夫』という安心感を持ってもらえるように。任せられるようなピッチャーになりたいです」
・渡邉陸選手
――連休は何をしていた?
「(巨人にトレード移籍した)リチャードさんと遊びました。グランピングしに行きました」
--経緯は?
「なんか、誘ってもらいました。リチャードさんがこっちに来るということだったので。喜んでいきました」
――1歳差で、2人とも高卒で入団。関係も深い。
「一緒にいると楽しいです。リチャードさんは犬を連れてきていましたね。リチャードさんと、僕の奥さんも会ったことがあるので。一緒に行って、バーベキューしました。楽しかったです」
渡邉陸は元チームメートと再会「誘ってもらった」
・緒方理貢選手
――前半戦を振り返って。
「いろんな形で、結構試合にも出られたので。充実していますね。印象に残っているのは山川(穂高)さんの打球で、サヨナラのホームを踏んだ試合かなと思います(7月2日の日本ハム戦)」
――昨シーズンも踏まえ、1度も登録抹消されていない点については。
「まずは怪我をしていないところ。それが試合に出続けることにも繋がっていると思いますし。欠かせない存在と言ってもらえるまでは頑張ります」
――連休は何をしていた?
「家にいました。マジで何もしていないです。買い物に行ったぐらい。プレゼントを買いに行きました。それ以外は、ゆっくりしていたつもりです」
――家では何をしていた?
「ご飯とか食べに行きましたよ。ただ、どこかに出かけるっていうのはまた疲れるから。家でゆっくりしながら、お昼ご飯を食べに行ったり。そんな感じでした」
・山本恵大選手
――前半戦を振り返って。
「キャンプは筑後のC組から始まって、そこから3軍、2軍、オープン戦では1軍でも出させてもらってた。すごく怒涛の前半戦でしたね。いろんなことがありすぎたので、感謝をしながら。本当に人生が変わりましたし、正直、2月に筑後スタートとなった時は『終わった』と思っていたので。今こうやって1軍にいて、すごく人生が変わったなと思います」
――印象に残っているのは?
「やっぱり初ヒットですね。1回、1軍に上がってきた時は全く打てなくて、2軍に落ちてからも『こういうことをやろう』っていうのが明確にあった。それを継続したことで、1軍に帰ってきて1打席目でヒットが出たので。一番印象に残っています」
――連休はどんな過ごし方をしていた?
「糸島に泊まっていました。奥さんとゆっくりした休日で、一瞬でした。奥さんも福岡にまで来てもらって、なかなかわからない土地にいる中で、僕も遠征やナイターが多い。一緒にいられる時間もなかなかないんですけど、こうやってゆっくり2日間を過ごせて良かったです」
支配下登録→ブレークの山本恵大「一番印象に残っている」
・高谷裕亮コーチ
――前半戦を振り返って。
「前々から言っていたんですけど、(捕手陣の)ブロッキングに関してはしっかりやれていると思います。スローイングに関しては、まだまだ。ただ送球としてストライクを投げるということに関しては、いい面も出つつあるので、もっと精度を磨いていかないといけないです」
――競争という意味ではどう見ていた?
「少しずつ成功(体験)というか、ロースコアで勝つ試合が増えてきている。ゲームを作れるようになってきているし、頑張ってくれていると思っていますよ。ピッチャーがしっかり投げてくれるのが第一なんですけど。話をして、お互いに納得した上で投げていることが今はいい方向にいっていると思います」
――高谷コーチはどんな休日を過ごした?
「ゆっくりしましたよ。(21日がベルーナドームの西武戦だったので)東京に残って、家族が遊びに来てくれました。東京ドームの周りで遊んだり、知人とも会ったり。家族と過ごすことができました」
(竹村岳 / Gaku Takemura)