小久保監督も心配顔…死球交代の牧原大成に言及 大関友久は「どうなることかと…」

牧原大成の交代を告げる小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
牧原大成の交代を告げる小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

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“日替わり守護神”杉山が今季10セーブ目

 ソフトバンクは9日、京セラドームでのオリックス戦に1-0で勝利した。先発の大関友久投手は初回に無死満塁のピンチをしのぐと、2回2死二、三塁の場面も牧原大成内野手のファインプレーに助けられた。中盤以降は尻上がりに状態を上げ、結果的に7回5安打無失点と好投。3回1死二塁で野村勇内野手が左翼へ放った適時打が決勝点になった。9回に登板し、無失点で試合を締めた杉山一樹投手が今季10セーブ目を挙げた。

 チームは7カード連続の勝ち越しを決め、貯金を今季最多の14としたが、3回の打席で左肘付近に死球を受けて途中交代した牧原大の容態が気がかりだ。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは次の通り。

――大関投手が7回無失点と好投した。
「いきなり3連打されてどうなることかと思いましたけど。初回がすべてでしたね」

――走者を出しても丁寧な投球だった。
「前回もそうでしたけど、調子が悪くてもゲームを作れるピッチャーですよね。あとは守備ですね。牧原(大)にしても、川瀬(晃)にしても。(川瀬は)セカンドに入っていきなりでしたからね」

――牧原大選手の状態は?
「明日病院に行ってみてですね。レントゲンやCTを取らないと分からないでしょうけど」

――1-0で勝ち切った。大きな1勝。
「今日はピッチャー陣の踏ん張りに尽きる試合でしたね」

――7カード連続の勝ち越しも決めた。
「終わったことなので。また明日に備えます」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)